内容説明
一生使える“自分を変えるヒント”、ビジネスに役立つ教養としての心理学、脳科学、経済学、豊富な事例や実験結果でわかりやすく解説。世界トップエリートの行動を変える“究極の講義”とは―。
目次
1 人間を探究する授業(自分を変えるために人間を知る;ストーリーの力―物語は利益をもたらす;マーケティング―人間の脳には限界がある;イノベーション―挑戦を阻害するものは何か;社内政治の力学―出世競争と人間の本能;リーダーシップ―「いい話」は伝染する)
2 人間力を鍛える授業(スタンフォード流会話術―一流は気くばりを忘れない;スタンフォード流交渉術―戦わない、妥協しない、損をしない;コミュニケーション―伝えるには「戦略」がいる;マインドフルネス―何歳になっても脳は鍛えられる)
著者等紹介
佐藤智恵[サトウチエ]
1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。ディレクターとして報道番組、音楽番組などを制作。2001年コロンビア大学経営大学院修了(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、外資系テレビ局などを経て、2012年、作家・コンサルタントとして独立。著書多数。2005年よりコロンビア大学経営大学院入学面接官、2016年よりTBSテレビ番組審議会委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
72
なかなか面白く、興味深く読了。スタンフォード大の今をレポしている。スタンフォード大では、①人間はいくつになっても自分を変えられる②IT技術の進化で人間を探索する手法の劇的進化③思いやりが熱心に研究されているのが現在傾向。つまり自分を知る・人間を知ることが焦点である。以上から展開される本書は、正直混沌として学術的ではないのかも知れない。ただ、最近の様々な傾向を知るには良いかと思って知識の枝を得るように興味深く読了した。著者の傾斜なのか本当にそうなのか不明だが、所謂日本的経営への傾斜が見られるのだが…2017/07/26
まりお
40
コミュニケーション、相手への思いやり。いかに社員を大事にすべきか。顧客や交渉相手へのメリットを考えられるか。ここでの授業は徹底的にそれを叩き込んでいる。2018/04/21
万葉語り
24
職場の先輩に薦められた。分かりやすくプレゼンテーションをするために必要なこと。リーダーにはなろうとしなければなれないこと。失敗したときは切り替えが必要なこと。ストーリーが大事であること。読み取るべきはどれだったのか、恐る恐る聞いてみようと思う。2017-1362017/08/14
獺祭魚の食客@鯨鯢
22
「スタンフォード」の名が冠せられたが数多(あまた)発刊されています。玉石混淆の感も無きにしもあらずなので「ジャケット買い」しないように気をつけたいと思います。 本書もその類いの本かと思いましたが、翻訳本ではないようですが、ビジネス本で紹介する成功事例の「ホチキス止め」の感じがするのが残念です。 また、著者のバックボーンとなる基本的な理念が示されていないのでHow To本として読まれてしまう虞れがあります。2018/12/12
yuya
20
本書において、スタンフォード大学経営大学院で実際に行われている人間を知り、人間力を高める授業を読み進めていくことで、マーケティングやリーダーシップ、コミュニケーションやマインドフルネスに至るまで、様々なことを学ぶことができた。どのテーマも社会人になってから役立ちそうなもので、もっと若い時に学んでおきたかった。2019/09/29