内容説明
人生は“心がけ”しだいでいくつからでも変わります。92歳の今も現役で活躍するばぁばのヒミツとは。
目次
第1章 「なんとかなる」は魔法のことば(糖尿病のチャンピオン。だけど「おいしい」は手放せない;「くやしさ」がないと人は成長しません ほか)
第2章 一生涯楽しく過ごせる、とっておきの方法(何かを始めるのに遅すぎることはない;誰にでも何かしら得意なことがある! ほか)
第3章 人生を好転させる「生きる知恵」(料理上手の母のもとに生まれて;お手伝いを通して生きた知恵を身につける ほか)
第4章 「食べること」は人生そのもの(和食のよいところを若い世代に伝えたい;「手秤」と「目秤」が料理上手のコツ ほか)
著者等紹介
鈴木登紀子[スズキトキコ]
日本料理研究家。1924年青森県八戸市生まれ。自宅で始めた料理教室をきっかけに、46歳のときに料理研究家としてデビュー。40年以上にわたってNHK「きょうの料理」に出演するなど、テレビをはじめ新聞や雑誌などで広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
布遊
36
46歳で料理研究家デビューし、糖尿病・肝臓がん等あるが95歳の今も現役。困難にぶつかっても「なんとかなる」「あら、そう」と・・ポジティブな性格で乗り越えてきた。理想的な生き方。お料理の先生だから、最後にはお料理のコツも・・2019/08/22
たんぽぽ
32
夫に尽くし、子供たちを育て、料理教室、TV、執筆などを続けながらいくつもの病気を克服して今なお現役…というと、すっごくパワフルに頑張っているように感じられるんだけど(実際にがんばってらっしゃる)、力みがまったく感じられなくて、おっとりとふんわり微笑んでらっしゃる。 登紀子ばぁばは大正乙女の鏡だ。 憧れるなぁ。大尊敬!2017/11/02
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25
決して「おいしい」をあきらめない。毎日の食事は、果てしないルーティンのように錯覚しがちだが、いつかは必ず終わりがやってくる。だから一食一食を大切に。これもひとつの「メメント・モリ」なのかな。さすがに、病室で肉を焼く境地には辿り着けないかもしれないけど(笑)▼昔の人にとっては当たり前でも、自分にとっては新鮮な知恵が詰まっていた。しっかり活用していきたい。2018/09/26
you
20
《図書館本》私はお料理もお裁縫もてんで駄目なタイプなのですが、それでも何だか見てしまう料理番組。NHKでのばぁばの様子がとても可愛らしくて、お料理よりもばぁばが気になってしまう私(笑)明治生まれのお母様に躾けてもらったことが、今のばぁばの柱になっているんだろうなぁ。妻として母として、好きなことを楽しく貫いてきたばぁばの朗らかでちょっぴりお茶目なエッセイ。こんな風に歳を重ねていきたいなぁと憧れてしまいました。まだまだ、ばぁばが元気に楽しく活躍なされますように。2018/03/13
かおりん
18
46才で料理研究家になられ、食べること作ることの楽しさが端々から感じられる。年相応の病気を経験されても明るく元気に過ごせるのは素晴らしい。押し付けがましくなくうるさくもない文章にも好感がもてる。こういう風に日々を過ごせたらいいなぁ。2018/04/29
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