出版社内容情報
春信、歌麿、北斎……江戸美人No.1はだれだ!? 謎多き八人の絵師と、モデルの美女をめづる波乱万丈!
内容説明
春信、歌麿、北斎…江戸美人No.1はだれだ!?水茶屋の看板娘に吉原遊廓のアイドルたち。謎多き8人の絵師と、モデルの美女をめぐる波瀾万丈!掲載作品54点!浮世絵鑑賞がもっと面白くなる。
目次
第1章 絵島事件に連座した懐月堂安度
第2章 鈴木春信の美人画に描かれた看板娘
第3章 美人の個性を描きわけた喜多川歌麿
第4章 遊女と恋愛結婚をした山東京伝
第5章 風流公子酒井抱一と小鸞女史
第6章 旗本を捨てた鳥文斎栄之の恋
第7章 型破りな発想と反骨の歌川国芳
第8章 奇行の天才絵師葛飾北斎の娘応為
著者等紹介
鈴木由紀子[スズキユキコ]
山形県生まれ。『闇はわれを阻まず山本覚馬伝』で第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
40
浮世絵の中でも美人画に焦点を当てて解説した本。浮世絵にちっとも興味なかった頃には『見返り美人』を見ても何とも思わなかったのに、今はとても見とれてしまうし、描かれている着物も小物も気になる。私が好きな国芳もあまり美人画を描いていたという印象はないけど、誰が描いたものかわからないほど美しい作品を残しているし、初めて国芳の苦労話も知った。最後はやっぱり北斎と娘の応為の話で締め括り。応為の絵ももっと見てみたいな。2019/06/19
まめ@暫くイン率落ちます
31
浮世絵の女たち 美人画に隠された謎 というタイトルですが「謎」の部分よりも浮世絵師の紹介といった内容。2019/08/25
Pon&Aki
4
浮世絵、特に美人画はどれも瓜ざね顔で、同じように見えていました。画家それぞれの特徴や人生などがあるのは当然なのですが、今ようやく知ることが出来ました。まさにドラマそのものです。お陰で、この本で紹介された画家の美人画は見分けられるようになったかな?!中でも印象に残ったのは応為(北斎の娘)で、当時の一般的な幸せの基準からは外れていたかも知れませんが、不幸せでも経済的に困った訳でもなさそうだということで、ほっとしました。長年に渡り海外の資料まで幅広く調べ、現在の推定地を全て訪ね調査された著者の熱意にも感服です。2020/10/09
gadagiji
4
浮世絵師やモデルさんになった女性のことが知れた。山東京伝、国芳など小説で知った人物だけど、作品がぜひとも見てみたい。2016/07/26
m
3
図書館で見つけた本。8人の絵師をさらっと紹介。読みやすかったが、驚くほど記憶に残らず残念。2019/04/18