内容説明
旅先で出会った心に沁みる22の実話と写真。
目次
プロローグ 旅の1日目というのはatメキシコ
朝の目覚めatキューバ
朝日に消えた盲目の老人atキューバ
亡き妻の欠片を求めてatフランス
アメリカ父さんのとっておきatイタリア
失踪した息子につながる黄色い紙atスリランカ
10ドルがもたらした幸せの輪atマレーシア
治安を量る5センチatメキシコ
南国で聞いたトキメキのクリスマスatスリランカ
心に忍び寄る音の正体atチェコ〔ほか〕
著者等紹介
小林希[コバヤシノゾミ]
旅女、旅作家。1982年東京都出身。『恋する旅女、世界をゆく―29歳、会社を辞めて旅に出た』(幻冬舎)でデビュー。現在も世界50カ国を旅しながら執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
37
現地の人や旅人と直ぐに打ち解ける事が出来ていて羨ましい。こういう人が旅行を最も楽しく過ごす事が出来るんですね。2016/08/26
野のこ
36
タイトルがとても素敵で借りました。「旅先のとるに足らないストーリーは私にとっての色彩豊かなキャンバス」トマト色のスカートの裾を広げて石の階段をかけ上がる小林さんの写真が素敵。文章からわくわく、胸がいっぱいになる様子が伝わってきました。たくさんの出会いと一時の記憶に残る交流をされてるのも小林さんのフレンドリーな人柄なんだろうな。「人類がただ夢を見ていて、私たちはその夢のなかで生きている」という文章が印象に残りました。2017/10/11
お静
24
暮らすように旅をする。その土地に少しとどまり生活するとどこにも普通の日常があり特別ではない。たいてい旅行者は非日常の意識だがこの小林希さんの旅は人生だ。 サバイバルではあるが贅沢な人生と言えるかもしれない。 とくにキューバが興味深かった。2018/01/29
milk tea
20
20年前だったら、私もきっとこういう旅をしたと思う。でも、あれから情勢は変わってしまった。どこにいても安全とは言えないけれど。平凡な毎日が幸せと思いながら、時には非日常を過ごしてみたいと思ったり。でもそれは日常の延長。元気なうちに旅してみたいものです。2016/12/14
セレーナ
11
旅は日常の延長で、世界中同じ悩みも幸福も。想像つかない痛手も含め、生きている。行動しないと出逢えないものも多いし、ゆったり過ごすことで見えるものもある。 うん。旅に出たい。そう思った。2019/08/21