アルテーミスの采配

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アルテーミスの采配

  • 真梨 幸子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 幻冬舎(2015/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344028166
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「人生に分岐点なんてものはない。
知らない間に、何処かの誰かに、
その道は選ばされている」

アルテーミス【artemis】ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神である。のちに月の女神ともなった。

人生には幾度となくこう思う瞬間があります。??あの時、あちら側を選んでいたら―?。しかし、その“あちら側”なんてものはそもそも存在していなくて、私たちは知らず知らずのうちに、何者かの采配によって、その人生を操られていると知ったら……。「アルテーミスの采配」は、何者かによって人生に張り巡らされた“罠”の恐ろしさを描いた長編ミステリーです。
物語は、AV女優のインタビューから始まります。自己実現のためにAV女優といった仕事を選んだ女たちは、口々に自分の人生の選択を正当化していきます。しかし―?その発言は、嘘で塗れているのです。「これは本当に自分の選択だったのか……」。しかしながら、これは決してAV女優を題材にしたミステリーではありません。芸能という世界に張り巡らされた、罠、そして落とし穴を入り口に、著者は、世の中で正当化されている選択のその恐ろしさを問うていきます。殺されていく女優たち、彼女たちの取材をしているうちに、女優たちの不審死の容疑者と疑われる男、その男が残した取材記録を手にし事件の真相を探ろうとする出版社の女。物語の視点は次々と変わり、物語を引っ張る謎もまた、どんどん姿を変えていきます。「殺人犯は誰か」「犯人の狙いは何か」「アルテーミスとは何か」「采配とは何か」……。
キーワードは、「復讐」です。人は無意識のうちに誰かから恨みをかっていて、その誰かが本気で復讐を考えた時、人の人生というのは何とも簡単に歪められるものなのです。人は人に復讐をする時、その人生をもってして、長い時間をかけて、相手の人生ごと呪い、乗っ取るのです。物語を読み終えた時、読者は気付きます。今自分が生きる人生もまた、無意識のうちに自分が傷つけた、誰かの手の中にあるかもしれないと。

謎が謎を呼ぶ一気読みミステリー。すべての想像と推理を裏切るどんでん返しの応酬に息つく暇もありません。ラスト読み終わった時、物語のすべてが、「真梨幸子の采配」だったと気付かされます。

内容説明

AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。最後一ページまで、見事なる真梨幸子の采配。

著者等紹介

真梨幸子[マリユキコ]
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科(現・多摩美術大学映像演劇学科)卒業。2005年「孤虫症」で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

345
図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。真梨幸子、2作目です。トラップの嵐、不幸の連鎖、400P一気読みです。十分、現実にありそうな非常に生々しい世界が描かれています。美は災いの素かも知れません。芸能人やモデルを夢見る良い娘は十分気をつけましょう!2016/01/06

風眠

266
ギリシャ神話に登場する処女神アルテーミスになぞらえた女の復讐劇、そしてAV女優の連続死。ミステリーとしては単純な構造で、真梨幸子らしいイヤミスという感じではなかったが、作中に実在した人物や事件(噂の類も含めて)が描かれていて、おそらく相当な取材をしたのだろうという事が窺える。AVに出演する事へのハードルを下げたり、出演せざるをえない状況を作り上げたり、あの手この手の「罠」は日常に潜んでいるのかもしれない。踏み込んだら二度とは戻れない、堕ちてゆくだけの無間地獄。これは小説という形をとった警鐘なのだと思った。2016/01/18

ナイスネイチャ

252
図書館本。AV業界の裏側が垣間見えて勉強になりました。色々心の闇が出てきてなかなかの内容。イヤミス感たっぷりの読後感でした。2016/03/12

こうじ

195
⭐️⭐️⭐️3/5 面白かった(*^_^*)AV女優が殺されてしまっていく、復讐。実際に名も知られずAV女優が海外に売られたり行方知らずになったり、結構怖い世界らしいよ^_^;でも、AV女優って綺麗な人が増えたなと感じるよ。また、女性の復讐は怖いね。女性にもっと優しくしようと思った今日この頃^_^2015/12/13

🐾Yoko Omoto🐾

170
AV女優の連続不審死の裏にあるものとは…。業界のブラック事情をふんだんに盛り込みながら、真梨さんお得意の“堕ちていく女たち”が下世話な雰囲気全開で描かれる。罠を仕掛ける側と罠に嵌まる側、一体誰がどちらなのか複雑な人間関係を紐解くことが醍醐味とも言える、読み落とし厳禁のミステリ作品だ。采配と称した根深い執念、筋書き通りに転落させられる人生、何とおぞましき生き地獄だろう。業界についてどこまでリアルなのかは想像の域を出ないが、野次馬として話を聞くのは興味深くとも、正直一生縁のない世界であるに越したことはない。2016/07/07

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