内容説明
目の前のままならないこと、納得できないこと、許せないことと闘い続けてきた著者が、自分の半生を正直に語りつくす。早すぎる自叙伝。
目次
第1章 田舎の優等生
第2章 パソコンと思春期
第3章 ダメ人間
第4章 起業前夜
第5章 新米社長
第6章 上場
第7章 M&Aという選択
第8章 プロ野球界参入
第9章 ニッポン放送買収
第10章 衆議院選立候補
第11章 ライブドア事件
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
それいゆ
89
傲慢で不遜なイメージの堀江貴文ですが、彼がいったいどんな悪いことをしたのか?未だに不明で腑に落ちません。プロ野球参入、ニッポン放送買収のときは確かに時代の寵児でした。彼の行動は何から来ているのか?あの時は原因不明でしたが、小さい頃の自伝を読んでみてよく解ったような気がします。子育てって難しい。家族の楽しい思い出のない人生は本当に寂しい。自分のことのように身につまされました。彼の学生生活も無味乾燥です。これも自分を映しているようで嫌でした。でも私には彼のような時代を読む力はありません。うらやましい限りです。2015/02/15
みゃーこ
59
2006年1月に逮捕され約1年9か月を長野刑務所で過ごすことになった著者の激動の半生を振り返る。再三彼の著作に書かれたことと同じ中身だ。ナラティブも変わってない。感情、情緒の発達より才能がが先回りして人生の時計を狂わせていったのかな。どうしていいかわからないような時期もあったんじゃないかなあ。世の中の見方が思考が彼は何か独特で、そこに違和感というか日本風(伝統や因習を重んじて変化や新しさを排除する体質?)じゃないところが露骨すぎてサバサバして脅威を感じさせる。彼の才能と、風土や時の歯車と合致する日に期待。2015/05/05
もとむ
41
これは本当に面白かったです。やっぱり自伝というのは、真実のドラマがあり、まさしく「人に歴史あり」。ましてやこれだけの方のそれは、色々ありすぎて読み応えありました。ページ数多いけど、あっという間に読めましたね。あまり良い印象のなかった堀江氏ですが、これは学ぶことが多く、いろんな人に勧めたいです。彼の印象が少し変わりました(もちろん良い意味で)。2024/05/22
なるみ(旧Narumi)
39
図書館で初めてホリエモン著書を見かけ(いつも借りられているのだと思います)、厚さ3cmにびびりながらも借りて読んでみたところ、あまりに面白くて、帰りの通勤電車内で読了。自身の幼少期から収監されるまでを長野刑務所で服役時に書いたとのこと。恥ずかしいエピソードもさらっと書き、ライブドア事件や事件前に世間の耳目を集めたあれこれについても、決して自分だけを正当化せずに、なるべく客観的に書こうとしてるんだなぁ、と感じ入りながら読みました。2016/12/07
カ
37
ホリエモンの自叙伝。とても詳しく書いてあります。私はかなりこの人に共感を得た。そして、能力の差はあるけれども、同じような考え方。ただ、私の場合、会社の怠慢や旧来型の思考はわかっていて、それを糾弾しても、尚、どこかに信じる心を片隅に持っている。その箍が外れると簡単に行動を移せるのだけれど。ホリエモンはあっさりと、そんな会社辞めてしまえと言う。凡人はわかっていてもそんなにあっさりとはいかないのだ。2015/08/20