内容説明
幼き頃に故郷を追われ、名僧・一山一寧の弟子として修行に励む、若き僧侶・雪村友梅。その書と詩の才能を認められ、仏道の奥義を究めるべく元国に単身渡る。禅僧・叔平隆や当代一流の大書家・趙子昂との出会いを通して異国の地で叡智を磨く雪村であったが、蒙古人による日本人狩りの手が迫っていた―。
著者等紹介
菅淳一[スガジュンイチ]
1954年、三重県生まれ。30歳で禅と仏教に出会い、29年の歳月を経て2013年7月、念願かなって新潟の伝説の高僧「雪村友梅」の自伝”春風は斬られまい”を上梓。ニッポン放送「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」のAD。映画PRマン。コピーライター、出版プロデューサー、放送作家、画商を経て作家となる。著作に、「雑草の男」と呼ばれ漫画『あしたのジョー』のモデルとなったボクサー小林弘(元WBA・WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン)の生き様を描いたボクシング・ノンフィクション、「1967 クロスカウンター」(太田出版)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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