内容説明
ときは7世紀終わり―古よりの蔑称「倭」の名に甘んじる小国は、海を挟み強大化する唐と新羅の脅威にさらされている。国家存亡の危機を前に、改革を急ぐ女王・讃良(さらら・持統天皇)と、それに反発する豪族たちの対立は激化していた。讃良により国の仕組みを根本から変える律令の編纂が密かに命じられる裏で、ある恐ろしい謀略が動き始める―。書き下ろし。「日本」誕生の壮大な歴史エンターテインメント。
著者等紹介
澤田瞳子[サワダトウコ]
1977年京都市生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒、同大学院修士課程修了。専門は奈良仏教史。2011年、初の小説『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年『満つる月の如し』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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