内容説明
雅子さまだけが「お気の毒」なのか?たとえば妃殿下は離婚できるのか?皇室の未来は、日本の未来。皇位継承問題のカギを握る、華やかなプリンセスたちの真実。
目次
第1章 雅子さまはお気の毒なのか?
第2章 謎を解く鍵は小和田家にあり
第3章 愛子さまは女帝にはなれないの?
第4章 こうしたら妃殿下になれる
第5章 プリンセスというお仕事
第6章 皇室の品格をつくった女性たち
第7章 ヨーロッパの王室はスキャンダルだらけ
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通産省大臣官房情報管理課長などを歴任。現在、徳島文理大学教授を務めるほか、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sasha
6
お妃候補の時、「この人はないわぁ」と思った人が婚約者と発表された。「わちゃ、なんで?他は逃げられたか?」と思った。ハーバード卒の外交官、将来は女性首相か。そんな誇大広告にも等しい雅子妃の経歴に常々疑問を持っていた。それが本書を読んですっきり。雅子妃ファンには耳が痛い内容だけれどね。しかしなぁ、将来の皇后陛下なんだよな、雅子妃って。天皇家の一番のお仕事は祭祀。それを一切やらない皇后ってありなのか。平成が一日でも長くなることを心から願うわ。2015/04/19
Satoshi
4
雅子妃殿下も皇后になられたが、世間より賛否両論あった病気療養や子育てなど、少し批判的に記載している。皇室の成り立ちなども勉強できた。2020/03/20
aoi
3
皇族のこと近世しか知らなかったんだなー。陛下や殿下の使われ方、皇后という立場など、文明開化の前後でだいぶん違ったのか。皇后陛下のエピソードがすてき。一方、皇太子妃殿下についての一連のことに対しては、「崇敬は厳しい制約に耐えられてこそ受けられるもの」という考えからか、辛らつな言葉も多い。2016/03/10
まる
2
一気読みだった。兎に角お気の毒と同情一途もいれば、その逆の人も。なるほどという部分、そうだったのかという部分、深く頷く部分、初めて知る歴史的部分があった。妃殿下とは難しいお立場。だが一般人とは全く違うという自覚は必要。その自覚こそが教養と品格。単に優秀な学校出身、キャリア=教養・品格になるわけではない。生まれながらに持ち合わせた素質の上に基礎になるきちんとした家庭での躾・教えがあり、更に学校その他で積み重ねられた知性が時の経過と共に教養と品格に変わっていくことを国民は望んでいたのだったが___。2018/07/04
だろん
2
今、起こっている皇室の問題点が読みやすく判りやすく述べられています。心配を不敬としてタブーにして、皇室、宮内庁、為政者にお任せしておけばいいわけでもありません。皇室の未来を考える入門書として、ぜひ多くの生粋の日本人に読んでいただきたいです。2014/07/01