内容説明
本間由加里は就活に失敗し、六本木の常照寺でフリーターとして働くゆとり世代女子。就職してモテまくる友人を横目に鬱々としていたが、ある日いらだち紛れに寺の塔を壊したことから一生恋人ができない崇りを受けるハメに。祟りをはらう方法は煩悩と同じ数、108人を救うこと―。イケメン住職、梅干し似の霊験あらたかな老僧、チャラ男の葬儀屋、謎だらけの私立探偵らの力を借りて、由加里の人生をかけたお悩み解決が始まる。
著者等紹介
蒲原二郎[カンバラジロウ]
1977年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大学卒業後、海外を放浪する。帰国後、議員秘書となり、政治家を志すも挫折。現在は悩める兼業僧侶である。2010年3月、第10回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『オカルトゼネコン富田林組』で作家デビュー。期待の大型新人として各方面から注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらげ@
13
(☆☆☆)就職も恋愛もさっぱりなゆかり。フリーターとして働く寺の塔を壊したことから「結婚できない」祟りを受けてしまう。祟りをはらうには108人の困りごとを解決さなくてはならない…。住職や周りの力を借りながら奮闘しているのはおもしろいですが、展開が強引な気もするし、本人が自力で解決していることが見当たりませんが??いいのかな。2014/08/10
りぃ
6
お坊さんと巫女さんのラブコメ?とまとめてしまっていいかはわかりませんが一言で言うとそんな感じです。シャーミンナイスキャラ。2人の行く末は微妙に気になるかなー:;∩´。- ﹏ -。`∩;:文章はテンポがよくて読みやすかったとおもいます。2014/05/19
さばお
5
就職活動に失敗しお寺で働く、ゆとり世代のゆかりちゃん。とある事で祟られてしまったゆかりちゃんは、祟りを祓うために寺にやってくる困った人たちを助けていく。まるでコミックを読んでいるかのような展開に、おやじギャグのような笑い。「シャチホコの様な顔」ってどんなだよ?っと想像して思わず笑ってしまう自分が悲しいw2012/06/20
あいら
4
お寺の曰く付きの塔を壊してしまい祟りのせいで彼氏ができなくなってしまったゆかりちゃん。 祟りを解くには108人の人助けをしなければならない。 とりあえず、ゆかりちゃんはかわいい。2018/09/17
涼音
4
表紙とあらすじに釣られました。話もサクサク進むしほとんど予想通りでした。凄くドキドキするっていうこともなくなんとか読み終えた感じでした。2015/04/20