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内容説明
大人になれば完璧な母親になれると信じていた―。我が子を抱いた時の怖れ、見えないはずのものが見えてしまう脳みそ、父に教わったこの宇宙の成り立ち、生きていることを確認するために流す血、牛肉嫌いが作るハンバーグ、恋を忘れてしまった後に思うこと…。映画「KOTOKO」に込められたアーティストCoccoの体験と思考。
目次
Mum
秘密
甦生
w/out u
手作業
ごっこ遊び
恋とか愛とか
屁理屈女
銀河系太陽区
月ぬ美しゃ〔ほか〕
著者等紹介
Cocco[COCCO]
1977年沖縄県出身。アーティスト。96年TOWER RECORDS/bounceレーベルより日米インディーズデビュー。97年ビクターSPEEDSTAR RECORDSより日本メジャーデビュー。過去16枚のシングルと8枚のアルバム(ベスト盤を含む)を発売(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リタ
7
私には子供がいないけど、子供がどんなに愛しい存在か知ってる。何故なら私もかつては子供で、愛され守られていたから。もらったものを拾い集めて体に刻めば、どんなに愛されてたかがわかった。母親に委ねられた子供の体は、頼りなくて儚くて、でも強い。怖いくらいに眩いのは未来の重さ。大人はそれを請け負い、個として送り出す。Coccoさんは母と子が作り出す、世界の輪(和)を清らかな痛みとともに教えてくれる。地球なんて奇跡の惑星に生きて、ちっぽけな私たちは、宇宙よりでっかい営みを知っている。そう、「愛について。」2014/08/05
橘
7
Coccoの気持ちが痛いほどだったので少しずつしか読み進められませんでしたが、「KOTOKO」を見る前に読み終われました。母になる、って大変なこと。当たり前だけど。映画を見たらまた読み返すと思います。2012/04/21
月灯
5
大好きなcoccoの本。色彩が美しくて闇も溶け込んでcoccoの世界を満喫できた❗久しぶりにのんびりした気持ちになれた読書2016/10/03
ちいさな図書館
3
「個」と「孤」の子。そうだ、私たちはひとりなんだ。私はひとりしかいなくて、ひとりでいるしかなくて、たとえ誰かとくっついていても、別々のひとりでしかない。だから安心して「孤」を磨け。ひとりだけの世界を作れ。ひとりであれることは、生きる強さになるから。2012/09/10
月式
3
スクリーンから、張り裂けそうな劇場のスピーカーから照射されるCoccoさんのインパクトは強烈で、二回観ても鳥肌が止まらなかった。しかし、本書を読んだら静かに胸に染み込んできた。パンフレットも良かったが、本書を読めて心から良かった。そして又【KOTOKO】を観に行きたくなっているのです(笑)2012/04/15
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