内容説明
緊急警告、震災による国債乱発で円は確実に大暴落する。現状を知る者だけが救われる。
目次
1 日本の財政はここまで悪化している!
2 分不相応に贅沢だったこれまでの生活
3 震災後、日本経済はどう動いたか
4 電力不足は経済にどう影響するか
5 財政破綻に拍車をかける大震災―資金繰りはどうすべきか
6 国債・円・株の暴落は避けられない
7 日本経済はこれからどうなるか
8 豊かでなくとも、豊かに生きる
9 危険な銀行預金から撤退せよ!―震災後の資産防衛法
10 日本経済復活へ向けて何をすべきか
11 日本経済復興へのシナリオ―長引く不況を分析
12 円が暴落した後、日本は復活する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羊男
9
★★★★audiobook2023/03/31
ふぇるけん
6
著者は財政赤字→銀行が国債を引き受ける体力を失い、国債が売れなくなる→ハイパーインフレになる、と説く。銀行が国債を購入する原資は、国民の預金。預金残高も伸びない現状でこの状況が続くと、いつかはこういったストーリーが現実になっても不思議ではない。著者の解決策は1ドル200円の円安ですべてが解決すると言っているが、そうすると原油も高騰して産業界はまた別のダメージを受けそうだ。そうなると我々がやるべきことは、より一層の節電と代替エネルギーへの強力なシフトで、原油依存を少しでも減らすことではないかな、というのがと2012/03/16
ミッキー・ダック
4
ハイパーインフレの可能性は低いとは思うが、何が起こるか分からない世の中だから、分散投資は必要かもしれない。ただ本当にドルは基軸通貨であり続けるのか。藤巻さんはアメリカ経済に絶大な信頼を寄せているが、アメリカも危ないという説もぬぐい難い。2012/03/12
OTIUM
4
切羽詰った文章ですね。アメリカはゼロ金利を2年間続けるので、2年間は円安にならない?リスクヘッジのドル預金少しずつ始めようかな?2011/08/11
トラビス
3
国債の暴落に備えようということで分散投資することはリスクヘッジとして必要なことであり賛成だが、国内の金融機関が協調して一斉に国債を売るような状況が発生しない限り国債暴落はありえないし、ハイパーインフレも起こりません。この人は複数の著作があるがどれも題名のつけ方が悪すぎる。不安をあおりすぎ。出版して何年か経ち、一般書店からは消えてもブックオフの100円コーナーに並ぶことを想定したうえで題名をつけることをお勧めしたい。2013/05/17