内容説明
子ども、仕事、結婚、家族、若さ…みんな手にしてるのに、なぜ私だけ。夢も希望もプライドもまだ持っていたいから、もがき揺れ動く。等身大の30代女たちに、共感の嵐!32歳女4人、高望みはしない。ただ、自分の努力に見合うだけの幸せくらい、欲しい。
著者等紹介
白石まみ[シライシマミ]
出版社勤務を経て、テレビドラマの脚本などを手がける。主な作品に連続ドラマ「花嫁は厄年ッ!」(TBS系)、「オー!マイ・ガール!!」(NTV系)、土曜ワイド劇場「刑事の妻“デカツマ”2」(テレビ朝日系)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えりこんぐ
49
学生時代からの仲良し4人組も、30歳を過ぎれば4者4様。あっさりと授かり婚をしたエリの不用意な発言が、年齢の割に幼過ぎていつも場を凍らす( ´Д`) こんなに酷い言葉をぶつけても友達でいられるのが一番の謎。苦しみはなった本人でしかわからない。でも友だちならば、少しでも寄り添いたい。結婚→出産って、つくづく当たり前じゃないと思う。2017/01/11
おれんじぺこ♪(16年生)
32
30代の女友達四人のそれぞれの視点で描かれてるお話。終始心の中がゾワゾワ、モヤモヤしながら読了(笑)。表にはださないけど多くの人がこんな感情を持っているんじゃないだろうか。エリには特にイラッとした。でも4人を一人にしたような(笑)人が私かも、なんてことも思った。2015/11/08
野のこ
20
女友達4人、授かり婚で結婚は遅くても一気に赤ちゃんも出来て勝ち組、と自ら言うエリ。結婚し、バリバリ仕事もする中、妊娠するが流産してしまった朝海。専業主婦で子供が欲しいがなかなかできずクリニックに通う美和子。年下の彼氏を持ちながら結婚はせず自分でマンションを買った優奈。登場人物まで大袈裟ではないけど、みんなそれぞれ立場が変われば、ずっと仲良くするって結構難しいなぁとしみじみ。「自分の信じた道を一歩一歩進んでいくこと。間違いだったとしても分岐点に戻ればよい。そう彼女たちが教えてくれた」私もそう信じたいです。2017/01/07
ぶんこ
16
あまりにもリアルで、読んでいて苦しくなりました。 つくづく、同じ体験をしないと分かりあうのは難しいですね。 それにしても皆が大らかなのには驚きです。 2014/03/11
くろにゃんこ
13
子供を授かること。出産すること。育てること。どれも簡単なことではない。気持ちがわかるだけに読んでいて苦しいところもありました。そしてエリの自己チューぶりがイラッとします★それにしても、タイトルにすごい違和感・・・違うでしょ(-_-;)2012/07/08