内容説明
本能で走る碧李と、レースの天才・貢。ライバルが対峙したとき、その走りに化学反応が起きる―。反発しながら求め合う二人の少年。その肉体と感性を瑞々しい筆致で描いた傑作。書き下ろし。目もくらむスピードで突っ走る、著者史上最高最速小説。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県美作市生まれ。「バッテリー」で野間児童文芸賞、「バッテリー2」で日本児童文学者協会賞、「バッテリー1~6」で小学館児童出版文化賞を受賞。歴史小説やミステリーにも活躍の幅を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とら
86
はあ。やっと一息つける。これ、たぶん実際に競技場で走ったか走ってないかで、読んだ感想が違ってくるだろうと思う。これに関しては想像だけじゃなくて自分で体験してるので、鮮明に情景が思い浮かぶ。...まあだからこそ、タイムが異常なことが分かるけれどwブランクあってそれはいくらなんでもおかしい。でも読書って、大体は作り物。想像するしかない。しかしその想像する、という部分が面白い。数々の小説を読んできたけれど、自分に関係あるものが主になっている小説だと、やっぱり特別な物になりますよね^^次回作を楽しみに待ちます。2012/03/22
そのぼん
75
青春真っ只中 といった雰囲気の作品でした。。『走ること』に掛ける 少年たちの情熱がうまく描くれていたと思いました。少しインパクトに欠ける気もしましたが、丁度この作品を読んでいるときがオリンピックが開催されている時期と重なったのでタイミングが良かったなとおもいました。2012/08/03
ゆみねこ
61
碧李が競技場に戻ってきた。県大会での無様なレースからひと冬を越し、5000mのレースに。大会のわずか1レースの前後を描いた1冊なのに、何と読み応えがあるのでしょう!三堂貢という天才ランナーとの出会い、この二人のこれからが楽しみになってきました。2014/09/18
ユザキ部長
51
前作に続いてるのかな。ってか全く記憶にないが、あさのあつこさんは難しい本が多いので構えてたけど、意外にスラスラと読めはしたが、結局何だったんだ?やっぱり難しい。2022/11/01
はつばあば
47
つくづく呆けてきたのを実感。表紙が変わっただけで読んだ事も忘れている。再読なんてしてる間なんかないくらい積読本があるのに・・。走る・・ことの出来るのが、ましてやライバルなんて・・・。ライバルとは良き友の存在。羨ましいに尽きる。2014/11/08