出版社内容情報
東京→北関東→静岡→東北→四国→沖縄→関西→九州。
電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。誰にも語らなかった、「逃げた後、捕まる」まで。
2年七ヶ月の間、どこにいて、どのように生活をし、何を考えてきたのか。
市橋達也、拘置所からの懺悔の手記。
「卑怯にも逃げてしまった。被害者の方、さらにたくさんの人たちをもう一度傷つけることになった。すべてのものから逃げるのはやめにしよう、と決めた。2007年3月26日に警察から逃げて、2009年11月10日に逮捕されるまでの2年七ヶ月の間、どこにいて、どのような生活をし、何を考えてきたか。そこから逃げずに、自分が犯した罪の懺悔のひとつとして記したい。これによってどう批判されるかもわかっているつもりです。」
捜査機関に対し黙秘を続けてきた市橋達也が、これまでほとんど明らかにしてこなかった逃亡生活の全貌を克明に書いた。
カバー画、本文説明書の挿画も、本人直筆。
【著者略歴】
1979年生まれ。2007年、千葉県市川市のマンションで英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)が殺害された事件で、殺人と強姦致死の罪で起訴されている。
内容説明
2007年、千葉県市川市のマンションで英会話講師が殺害された事件で殺人と強姦致死の罪で起訴されている著者が、事件の後、2009年11月に逮捕されるまでの約2年7カ月の間、どこにいて、どのような生活をし、何を考えてきたかまとめたものである。