出版社内容情報
最高の人生とは”たいそうな給料をもらい、テキトーに仕事をする”ことである。
仕事は書類の保管!昼寝OK!外出自由!法外な給料と退職金を保証! そんなこの世のパラダイスを、定年前の再就職先として斡旋された財務官僚・樋口慎太郎と自衛官・大友勉。誰もが喜ぶはずの職場に、どうにも馴染めない二人のオヤジへ教育係の立花葵が命じた、予想だにしない極秘ミッションとは?
赤裸々な業務実態に呆然、
炸裂するオヤジギャグに爆笑、
交錯する人生の悲哀に涙。
浅田版「世紀の幸福論」!
内容説明
定年を四年後に控えた、しがない財務官僚・樋口慎太郎と愚直だけが取り柄の自衛官・大友勉。二人が突如再就職先として斡旋されたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。その体質に今イチ馴染めない樋口と大友は、教育係となった秘書兼庶務係の立花葵から、ある日、秘密のミッションを言い渡される…。
著者等紹介
浅田次郎[アサダジロウ]
1951年、東京都出身。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞。現代小説から時代・歴史小説まで、短編、長編双方の名手として幅広いファンを魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
紫綺
じいじ
Miyoshi Hirotaka
舟江
-
- 和書
- 厳寒の町 創元推理文庫