内容説明
自動車写真の第一人者が、ジャガー、レンジローバー、ボルボなどの写真を元に、写真におけるすべての秘訣を語り尽くす。写真家が選び抜いたことばで描く車のある風景。
目次
自然編(スポーツカーは神のデザインと対峙する;写真家はセザンヌになりたかった;少年の頃、写真家は車ばかりを見ていた;写真上達論 ほか)
都市編(写真機の眼;都市を写す;写真の極意はトリミングにある;デジタルの誘惑 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sanukinoasayan
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自動車写真の第一人者である作者の、ジャガー、レンジローバー、ボルボ等の写真をもとに、筆者が考える撮影の秘訣を語った本書。作者が以前はフィルム撮影にこだわっていた姿勢から、セザンヌのタブロー(絵画作品)にパリのオルセー美術館で出会って以降、その構図、光と色彩表現の自由さに触発され、デジタル撮影とその加工による作品創造に踏み出した旨を解説していますが、デジタル撮影とその素材の過度な?加工をよしとしない意見も散見しますが、写真も一つの芸術としてより自由に表現することに、素人写真愛好家として大いに賛同します。2023/12/26