出版社内容情報
ドイツ型資本主義とアメリカ型資本主義とを比較し、資本主義社会の新たな道を模索する。
内容説明
本書のテーマは、ドイツ生産体制の本質を明らかにすることである。
目次
1 生きている過去(「歴史の終わり」を超えて;ライン資本主義の栄光と悲惨)
2 ポスト工業的経済制度の温室(自由主義的生産体制から団体調整的生産体制へ;ドイツ経済の社会化モデル―イギリスとの比較 ほか)
3 フォーディズムの試練―二〇世紀の団体調整的市場経済(団体調整的市場経済の生産体制;アメリカの挑戦 ほか)
4 二一世紀への多様な道(目標への多様な経路;「経済の奇跡」という時代錯誤 ほか)
ライン資本主義と経済文化の闘争―訳者解説(ライン資本主義の使命と欧州憲法条約;アーベルスハウザー命題―戦後経済における成長と制度の再建 ほか)
著者等紹介
アーベルスハウザー,ヴェルナー[アーベルスハウザー,ヴェルナー][Abelshauser,Werner]
ドイツ・ビーレフェルト大学教授(経済史・社会史)。1944年生まれ。ドイツ・マンハイム大学で経済学と社会学を学ぶ。ボーフム大学で博士号と教授資格を取得後、ボーフム大学、フィレンツェのヨーロッパ大学教授を歴任
雨宮昭彦[アメミヤアキヒコ]
1953年山梨県に生れる。1988年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。千葉大学法経学部教授を経て、首都大学東京大学院社会科学研究科教授。博士(経済学、東京大学)
浅田進史[アサダシンジ]
1974年神奈川県に生れる。2005年千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程単位取得退学。千葉大学大学院人文社会科学研究科公共研究センターCOEフェローを経て、首都大学東京都市教養学部経営学系助教。博士(学術、千葉大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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