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月の子

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344014367
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

元和元年(一六一五)、ギラつく陽射しの夏のある日、下総国岡田郡羽生村で、一人の女の赤子が生まれた。赤子の顔は醜く体は貧弱、手足は萎えて、なんとも不体裁だった。貧しい村では異形の者は祟の因果を嫌ってすぐに間引かれる。ここでは男親が膝で赤ん坊の腹を踏み潰し口に糠を詰め込んで窒息させるか、生きたまま川原に捨てる習わしになっていた。親は何度か川に捨てたが何者かが戻し、生き延びることを村から許された赤子は「累」と名づけられた。親からも周囲からも見捨てられ、醜怪な容姿のまま十八歳を迎えた累の人生は、父と同じ名の二十歳の流れ者・与右衛門と出会い大きく悲劇的に転じはじめる―。貧しく、罪深き人々の、因業と魂の浄化の物語。

著者等紹介

石月正広[イシズキマサヒロ]
1950年東京都生まれ。歌手、画家、馬券師などを経て、86年から小説を書き始める。95年、『写楽・二百年の振り子』で作家デビュー。「食む」で2000年度日本文芸家クラブ大賞短編賞受賞。独自の歴史観に基づき、エンタテインメントに徹した時代小説が注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

野火*

0
凄惨。2019/08/26

takj

0
ブスのすさまじい怨念、夜這いの伝承、 江戸時代のフイクション 映画エクソシストを思い出す2019/05/23

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