黄金の王 白銀の王

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344013988
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

百数十年にわたり、国の支配をかけて戦い続けてきた鳳穐一族と旺廈一族。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられていた二人の王。だが、彼らは過去のしがらみを断ち切った。そして、争いのない平和な世の中を作りたいという思いを理解し、陰で協力し合う道を選んだ。しかし、それは想像以上に厳しいものだった…。敵に捕われの身となった王と、混乱する二つの国をなだめて統べる王。二人が思い描いた理想は、はたして実現することができるのか。

著者等紹介

沢村凜[サワムラリン]
1963年広島市生まれ。鳥取大学農学部卒業。1998年「ヤンのいた島」で第十回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

風里

60
一人称が入れ替わるわりにはここぞという場面での内面の描写があっさりしすぎているのが勿体ない。 恨みに刃を向ければ刃で返され、結局は血が流れ続ける。 二人の決断と意思と行動には見習うべきところが多く、意志薄弱な自分が情けない。2013/10/17

takaC

55
読みました。皆さんの感想が納得できました。2009/05/10

るぴん

50
図書館本。可愛い表紙からは予想できない、ズドンと重いファンタジーだった。翠の国の二大部族、鳳穐と旺廈。同じ血筋ながら数百年も争いを続ける二部族は、親が子に復讐を願うほど憎み合っていた。鳳穐の頭領・櫓(ひづち)は旺廈の頭領・薫衣(くのえ)と長い年月をかけて争いを無くし、国を一つにまとめようとする。成すべきことを成すため、薫衣の強いられた状況が苛酷で、心が押し潰されそうだった。後世、櫓は偉大な王とされただろうが、薫衣も国のために犠牲になった偉大な王として名が残ったんだろうか。そうでないとしたら報われない…。2013/08/11

kishikan

42
時代設定は、日本で言えば江戸時代に当たるのだろうか。ある島国をめぐって戦い続けてきた二つの王国。そのしがらみを絶ち平和な世をつくるために、両家の領主が協力し合うまでの物語。理想を実現するため想像を絶する苦難に立ち向かうというサスペンスと壮大なアクション物語。圧巻のストーリー展開と、読後のさわやかな余韻を楽しめる小説。2008/11/03

九鳥

34
図書館本。こんなに夢中になって読んだのはいつ以来だろう。今年読んだ本の中でも随一。読んでいる間、間違いなく彼らと一緒に生きていると感じた。困難なことから逃げないで生きることの意味に戦慄する。それにしても、「明日はやらなきゃいけないことがあるからもう寝ないと」という状況で夜更かしして追う物語はどうしてこんなに面白いのか…。やばい。2009/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/560650
  • ご注意事項

最近チェックした商品