内容説明
アメリカ海軍は、つねに有事即応態勢にある「レディネス(即応態勢)海軍」として、世界一の存在である。だが今や、海上自衛隊は運用能力ではアメリカ海軍と肩を並べるまでに成長した。―いったん滅びた海軍が復活した験しはない。これが世界の海軍史上のジンクスになっている。海上自衛隊はそのジンクスを破った。栄光の日本海軍は敗戦の混乱の中から、不死鳥の如く蘇ったのである。
目次
日本海軍の謎
精強連合艦隊はなぜ敗れたのか
江田島海軍兵学校の人間教育
日本海軍を再建せよ
アメリカ海軍に学べ
海上自衛隊の現有勢力
中国海軍ともし戦わば
海上自衛隊はどう指揮され、どう動くのか
北朝鮮の核、中国の原潜から日本を守る
出船の精神―新・海軍の人材育成
海上自衛隊の実力
海自は新海軍となるのか
著者等紹介
是本信義[コレモトノブヨシ]
1936年、福岡県に生まれる。1959年、防衛大学校を卒業し、海上自衛隊に入隊。以後、護衛艦艦長、護衛隊司令、艦隊司令部作戦幕僚、総監部防衛部長などを歴任。1991年、海上自衛隊を退職。その後、民間企業の経営職を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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