内容説明
百年に一人!チック・コリア、ハービー・ハンコックら、本場の錚々たるジャズメンたちが絶賛。世界各国で感動の渦を巻き起こす。日本の音楽史上、初めてと言われるその脅威の才能は、向日葵のようにのびのび!そして愛くるしい。どこまでも心地よい、新たな音楽世界をつくり出すピアニスト、その素顔を追った初めてのノンフィクション。
目次
序章 二〇〇五年一月八日 NYブルーノート
第1章 二〇〇五年五月三十日 ナッシュビル
第2章 二〇〇五年六月一日 ナッシュビル~ワシントン~ニューヨーク
第3章 二〇〇五年六月二日 ニューヨーク
第4章 二〇〇五年六月十日 東京
第5章 二〇〇五年六月十一日 浜松
第6章 二〇〇五年六月十七日 再びナッシュビルへ
終章 二〇〇五年七月三十一日 苗場
著者等紹介
神舘和典[コウダテカズノリ]
1962年東京都生まれ。音楽ライター。ジャズ、ロック、J‐ポップなど、幅広く取材
白土恭子[シラツチヤスコ]
1970年東京都生まれ。NY在住の写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おいしゃん
44
先日、彼女のJAZZパフォーマンスを観て。いまや世界的に有名になったが、小学生頃から尋常でないほどの努力をし頭角を現していたのは納得だし、普通に大学生活やバイトなどをこなしていたのは驚いた。2018/02/04
ヨータン
14
天才若手ピアニストだと言われている彼女の大切にしている言葉が「努力・気合・根性」って意外だったけど、高校の時の昼休み毎日学校のホールにあるピアノ弾いていたりだとか、1分1秒でも多くピアノの練習をする時間を作るとか、やはり並大抵でない努力はしてきて、天才が作り上げられたんだなと思いました。一度、ライブで彼女のピアノ聴いてみたいです。2018/02/12
コーラー
5
大好きな人!!ピアノへの興味、好きで好きでたまらない気持ちを、ずっと維持している。その一助となったのは、成果を発表する場を持ち続けること。聴衆の笑顔。それが何よりの彼女の起爆剤。幼い頃から発表の場を積ませることは、とても大切。合唱コンクールのスパルタ指導のエピソードが、信じられないけど、とても面白かった。更衣室やトイレを、音響で捉える(笑)凄すぎる。迷惑だったろうなと振り返りつつも、クラスメイト全員を家に呼んで合唱指導していたという本当の話に唖然(笑)また茨城に絶対来てください!!2019/12/18
tacicaanohi
1
上原ひろみのドキュメンタリーのような本。漫画のような人生を送っている。こういうストイックな音楽がもっともっと評価されて欲しいと思う。ただ、どうしてジャズが聴かれないかの理由の一つがわかった気がする。ジャズマンに対する嫉妬と羨望は嫉妬が勝ることが多いからかな。2022/12/12