出版社内容情報
勝ち組なんていない。神は何故、我らに生を与えたもうたのか?東京の片隅の、凄まじい負け組のドラマをユーモラスに描いた傑作長篇。読後、あなたは諦めることを知り、人生が楽になります。
内容説明
対人恐怖症のフリーライター、杉山博(32歳)。NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一(26歳)。AV・風俗専門のスカウトマン、栗野健治(23歳)。文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎(52歳)。専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝(43歳)。デブ専裏DVD女優のテープリライター、玉木小百合(28歳)。選りすぐりの負け犬たち、ここに集合。最新爆笑小説。
著者等紹介
奥田英朗[オクダヒデオ]
1959年岐阜県生まれ。98年『ウランバーナの森』(講談社文庫)で作家デビュー。2002年『邪魔』(講談社刊)で第4回大薮春彦賞、04年『空中ブランコ』(文藝春秋刊)で第131回直木賞を受賞。05年『イン・ザ・プール』(文藝春秋刊)が映画化され話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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