内容説明
死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。三人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人…。彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。「流れ星のつくり方」「花と氷」ほか、人生の光と影を集めた五篇。
著者等紹介
道尾秀介[ミチオシュウスケ]
1975年生まれ。2004年『背の眼』でデビュー。『シャドウ』で本格ミステリ大賞、『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、『月と蟹』で直木賞を受賞。ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
53
★★✩真備シリーズ第三弾。ホラーミステリーチックな導入は全シリーズ同様だが、ハッピーエンドに締める全五編構成。とはいえ、どれもが道尾独特の暗いパンチも効いておらず、それが短編故に内容が浅いためか、読後感もない残念な一冊。2015/11/09
ダージリン
20
真備シリーズの連作短編集。凛目線の話と道尾目線の話では、テイストが違ってて面白いです。真備目線の話も読んでみたいな~。2012/05/30
ティンカーベル
13
大好きな道尾さんの作品。「背の眼」「骸の爪」に続くシリーズ。メインキャスターが頭の中でキャラクタライズされているので、何となく懐かしの我が家に帰ってきた感じ。どれもさらっと読めるが、じわっとくる。次も、期待です。2012/03/18
ベルガモット
13
真備シリーズの短編集。なんといっても「流れ星のつくり方」が素晴らしかった。凝縮された、短編ならではの輝き。全体的に、長編のようなホラー色は薄く、かといってミステリ色も薄いけれど、身近な人の死が底辺に据えられていてジーンとくることが多かったです。お彼岸の頃に読めばもっと良かったかも。2011/10/05
aquamarine
12
真備シリーズの短編集。流れ星の作り方、花と氷は特に心に残りました。美しいけれど悲しかった。日常の小さな出来事の裏にある想い。今回は北見視点が多かったのが印象的です。まだ真備も北見も心の平穏を取り戻すところまではいけないのですね。シリーズが続いて、優しい彼らが落ち着くところまで見届けられたらいいなと思います。2012/04/14




