内容説明
血はつながらない。けれど確かに結ばれている。“親子”の絆が大きな反響を呼んだ『ぶどうの木』から2年。坂本家の7人の子どもたちは、こんなに明るく元気に育っていた。19年前“長男”を「施設上がりの子」と差別した人たちのいる場所へ。「リベンジ」を胸に引っ越した「丘の上の家」。そこでは、かつての無理解に変わって、温かいまなざしにあふれたうれしい出会いが待っていた!親が、信じ、愛し、あきらめないことですべての子どもが自分の花を咲かせていく。里親と里子、感動の軌跡。
目次
第1章 新しい家族がやってきた!(“末っ子”は二歳と四カ月;早くも“親バカ”になる里親 ほか)
第2章 みんな“ぶどうの木”の子ども(純平の双子の弟・康平くんとの信じられない再会;『ぶどうの木』の感想が続々と ほか)
第3章 障害とともに生きていこう!(マイナスの荷物をプラスに;彩が脳波の検査をしてみると ほか)
第4章 めざせ陽のあたる里親子!(里親は“社会の宝”を養育する仕事;胸を張ってポジティブに ほか)
第5章 家族は“絆”で結ばれている(薫お姉ちゃん、再び家出;薫は“ぶどうの木”の聖句をつぶやいていた! ほか)
著者等紹介
坂本洋子[サカモトヨウコ]
1957年山口県生まれ。23歳のとき、都立養護学校教員の好一さんと知り合い結婚。結婚3年目に「子どもを授かる可能性はない」と医師に告げられる。夫婦で悩み、話し合った末、里親になることを決意。28歳で東京都の養育家庭制度(里親制度)に登録し、3歳の男の子を最初の里子として迎える。以来19年間に11人の子どもを受け入れ、現在6人の里子と19歳になり里子の措置解除になった長女、合わせて7人の子どもの“母”として、日々奮闘中
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