内容説明
ソニー、キヤノン、NEC、三洋電機、トステムなど、全国主要200社を勝ち組企業へと導いた救世主。「トヨタ生産方式」に学び、進化発展させた山田イズムとは!?日本を救うただ一つの道を示す男の全哲学、全ノウハウ。
目次
第1章 「ムダとり」とはなにか(顧客に一番近いところから見る;三メートル離れて読めない情報は意味がない ほか)
第2章 脱「大量生産=分業」宣言(「モノづくり」への目覚め;大量生産のための組織化 ほか)
第3章 「ムダとり」を成功させる経営とは(口は一つで、耳は二つ;顧客との接点を見れば企業がわかる ほか)
第4章 なぜあなたにはムダが見えないのか(ムダとは駄賃がもらえないこと;人間の動作そのものがムダを生む ほか)
第5章 常識を打ち破らなければ組織は変わらない(指示待ちの姿勢はもうやめよ;失敗を反省する「ムダとり」 ほか)
著者等紹介
山田日登志[ヤマダヒトシ]
1941年、岐阜県に生まれる。トヨタ生産方式の創始者である、大野耐一氏の知遇を得て、独特の現場教育を開発。現在、PEC産業教育センター所長。ソニー、キヤノン、NECなど、200社以上の企業を指導、生産革新・収益向上に画期的効果を上げている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
26
工場での変革、ムダとりを書かれているが、意識変革をしていけば、オフィスでもムダを見つけられる。社外から来てもらうのが手っ取り早いが、一人一人の社員が意識してムダ取りができると強い企業になる。初版は02年でその後はこぞって低賃金目指し日本企業が海外へ。ムダ取りでは間に合わなく革命が必要に。絶えず危機感を持つ。風通しのいい組織であるべき。2018/07/25
ノンミン
3
本書は、何百もの企業の生産性向上の実例が詳述されています。大胆な発想を示し、例えばベルトコンベアを廃止するなど斬新なアプローチを実践。一人屋台方式の生みの親として驚くべきアイデアを提案し、それを実践し成功を収めたことに感銘を受けました。この本を通じて製造業の成果は人によって支えられていることを深く理解しました。2023/08/17
まる@珈琲読書
1
★★★★☆■モノづくりから離れて仕事への意識レベルが下がりつつある。意欲の持ち直しのため再読。■メモ:毎日向上しようと思っていないとムダは見えない、ムダが見えなければ改善のしようがない。口は一つで耳は二つ、二つ聞いてから一つ言え。従業員が楽しく仕事に取組み、能力向上が図れる理想的なモノづくり環境を整える。ムダとは意識しないで浪費すること、贅沢とは意識してお金を使うこと。せめて一日の行動予定を立てて出勤する。知識×体験=知恵。何で日本一になるか、目標を持って行動。■行動:大きな声を出す、速く歩く。2015/08/30
Sato
1
メーカーとしてものづくりの進むべき方向性、指南書。著者はコンサルタントとして現場に入り込み、ムダとりを現場の社員にやらせ意識改革へと落とし込んでいく。日経ものづくりにもコラムがあり、よくみていたのだが、この著者にこだわらず、カイゼン関係の本あと何冊か読んでみようと思う2014/07/21
Mago6
0
以下、自分用メモ。なぜ、の疑問を忘れぬよう。ムダは顧客に一番近い所から探せ。多能工化でマイスター。カネを産み出すのは製造現場。工場を見る目を忘れると付加価値のあるモノを作り出せなくなる。2012/10/08