目次
水満ちる惑星の章
降りそそぐ水の章
地をつつむ水の章
冴えわたる水の章
立ちのぼる水の章
1 ~ 1件/全1件
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恋するファンタジーの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
21
水に由来することば。水そのものだけではなく、氷や霧や霜なども水の形のひとつと捉えて、章をたてている。美しい写真と、そのことばの出典も添えて解説。水を喩えることばじたいが、艶やかでしっとりと光を帯びたような印象で、そう現した人の心の感動までを再現しているように思われる。2016/03/04
けんとまん1007
5
ことのはシリーズ3冊目。毎回、同じことを感じるが、古の人々の言葉に対する感性の豊かさ・奥深さには感動する。果たして、このような言葉を、今の人は作れるだろうか。もちろん、言葉はいろいろ作れるだろうが、残るものがどれだけあることやらと思う。つまり、それだけ、そのものの本質に迫っていないからだろう。ものを見る目・感じるこころが退化しているのかもしれない。少しでも、これらの言葉に触れることで、自分の感性を磨いていこうと思う。2011/07/10
mshiromi
4
地球の水、海、雨の仲間たち、雲など古の人々が自然に寄り添い感じた事など、美意識と共に ことのは になり、書物や絵にに記し残され、詠われ残されてきたのを写真と一緒に垣間見れた。丁度、この本を読み出した頃、ひそやかな春の雨が降り、水神鳴りがひとり荒れ、冬の日の余韻を消し去った。というような、視覚、聴覚、触覚などで、春のことのはを実感出来て良かった。 天泣、玉響、靄靄、空より花、上善若水、イメージと共に覚えておきたい言葉がたくさんあります。 しっとりとしたその時季に読みたい本です。
oyukichu
1
紫や清める、空、海に惹かれた。 2020/11/06
書の旅人
1
“ひといき本”として購入。ちょっとした時にパラパラと捲れば、美しい写真と、言葉を大切にする日本が生んだ様々な表現に、しばし時も止まる…。2015/10/04