内容説明
多重人格が引き起こす悲劇の殺人事件。犯人はいったい誰だ?ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。
著者等紹介
浦賀和宏[ウラガカズヒロ]
1978年神奈川県生まれ。「記憶の果て」で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
38
読み終えて、このタイトルに納得した。解離性同一性障害の原因。心因的トラウマ、幼児虐待など。暴力は力や行動で体だけではなく、時には心まで壊してしまうほどに深く傷つけてしまうときがあると改めて思った。読んでいて、短推理要素とサスペンス要素に助けられて読み切れた気がします。2013/07/05
おれんじぺこ♪(16年生)
34
タイトルから、勝手にラブストーリーだと思って借りたんだけど(笑)、全然違った。多重人格者の話。一気に読ませる本ではあったけど…だったかなぁ。最後の1文「私は存在しない」が印象的。2015/08/21
あっちゃん
27
多重人格もの!視点がコロコロ変わるので、引っ掛けに違いないと、いろんな予測をしていたけど、どれもハズレ(笑)私的にはラスト意外性もあり、暗いし多少グロいけど嫌いじゃないな(*^o^*)2014/11/11
ちゃさち
18
多重人格の話。騙された。最後まで2人が同一人物だとは思わなかった。結局何人の人格がいたのだろう。2019/04/19
ひみ
17
何を勘違いしていたのか、ラブストーリーだと思って読みはじめた私(笑)…とんでもなかったです。視点がコロコロ変わるストーリー展開はトリックのためなのだろうけれど、読み慣れない自分にはちょっと面倒でした。でも、しっかり騙されてました。2014/10/04