内容説明
朝惑い、うそうそ時、紅差し指、恋教え鳥、仄明かり、身を知る雨、恋の初風…。自然を描写する言葉、自然になぞらえた言葉、自然の智恵を記した言葉など、自然にまつわる言の葉を集め、自然と向き合ってきた写真家たちの作品に添えてみました。長い時間のなかではぐくまれた美しい言葉と、自然の一瞬の輝きをとらえた写真とは、響き合っているように感じられます。
目次
時と季節の章
地と水の章
植物の章
動物の章
空と夜空の章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
8
豊かな自然とともに生きてきた、この国の「目」がここにある。見て、感じる心が作りだした「ことのは」。なんと奥ゆかしく、なんと深く、自然の現象を捉えていることか。刻々と移りゆく自然の変化を、見事に表現し得ていることばに、溜め息が出る思いだ。美しい自然の写真にも、心の解放を覚える。2014/06/17
双海(ふたみ)
4
ことばの旅人。2014/01/06
リツカ
1
時折資料的に捲ってはいつのまにか読みふけってしまう。様々な自然の写真や言葉にまつわる雑学が飽きないんだ。本1冊全部がただそこにあるだけで美しい。2010/06/13
藤いろ
0
これまでどこかしらで触れたことある言葉たちだが、こんなにも情景に満ちているとは思わなかった。写真との組み合わせ方が嫌らしくなく、美しい一冊。2016/04/26
なつき
0
日本語って難しいです。日本語って綺麗だなって思いました。前へ前へと出ない日本人らしい言葉が多いです。自然になぞらえた言葉や写真。語彙が少ない私にはピッタリです。頑張って言葉を使ってみたいし知識を増やしたいです。覚えて使えたら少しは頭良さそうに見えるかな(-_-;)図書館から借りたのですが資料として欲しい一冊です。2014/08/16