内容説明
開港後、日本人と外国人の日常が入り混じっていった神戸。海港都市を造り、訪れ、育てた人々に迫る。近代神戸の誕生と成長。街と人々の軌跡。
目次
幕領期「神戸外国人居留地図」の再検討―初期構想図・計画図・完成図への変更とねらい
居留地三十八番行事局の売却をめぐって
六甲山を世界に紹介したジェントルマンH・E・ドーント物語
八番館A ライマーズ&ライフ商会(REIMERS&REIFF CO.)―隋想「神戸元居留地生活の思い出」と共に
フルード商会事件と明治期・神戸における花筵輸出の盛衰について―主に新聞記事による考察から
ラフカディオ・ハーン神戸時代の眼科医 修法が原外国人墓地に眠るドイツ人医師
植民地台湾と神戸製鋼所―鈴木商店の製糖機械現地自給化戦略
旧制七年制甲南高等学校創立者平生釟三郎の教育理念とスポーツ―日記に見るラグビーを中心に
神戸におけるユダヤ難民の足跡―新聞資料を中心に
岩田隆義先生を偲ぶ
神戸外国人居留地研究会副理事長・野澤太一郎さんを偲んで