内容説明
まわりの人をハッピーに!脳死に近いと告げられた小川直心くん。眠ったままなのに、なぜ周囲を元気にできたのか?神戸新聞連載「眠りの森のじきしん」の単行本化。
目次
脳死に近い状態―みんなを笑顔に 直心の奇跡
お通夜週間―最後のお別れ、すべての人と
交通事故―知らない人から電話「大変なことに」
救急搬送―外傷少なく、いつもの寝顔に見えた
臓器提供―じきしんはきっと、生きたいんだ
延命治療―メスで血圧上昇。「痛みを感じてる」
退院―体の異変、自分でどうにかしてしまう
主治医―脳波平坦、植物状態とはいえない
ミュージカル―これまで通り、何でも挑戦
学校復帰―同級生全員が待ち構えていた
じきさん通信―感謝伝え、つながり広げる
幼なじみ―「おれがゆりせを助けた」
守り隊―医者になって、じきしんを治す
自然学校―みんな加減を知っている。大丈夫
修学旅行―平和の鐘、一緒に鳴らそう
運動会―動と静、生と死が溶け合う時間
有里さん―信じること続けたら分かってくれる
まばたき―ゆっくり動く。母の声に応えるように
急変―自分で決めるんだよ
旅立ちの祭典―こんな楽しそうな葬儀、見たことない
スーパーヒーロー―あなたは私たちの太陽