内容説明
何を読めばいいですか?小説から専門分野の入門書まで、外大の先生たちが、心をこめて、選んだ本がここにあります。読書のヒントがいっぱい。
目次
柴田元幸 アメリカ文学・翻訳
毛丹青 中国文学・日本文化論
木村榮一 ラテンアメリカ及びスペインの文学
指昭博 イギリス史
Matthew Theado アメリカ文化
難波江仁美 アメリカ文学
David Farrah 文学
篠田実紀 英米文学
新野緑 イギリス小説
西川健誠 英米詩〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羽
14
100頁弱の分量のブックガイドなのに、読み終えるのに数週間かかった。名著から初めて知る本まで、幅広く紹介されている。一度にたくさんの本を知れたので福々とした気分。神戸外大の新入生(在学生は希望者のみ)には配布されており、在学中に大学の教師のオススメ本を知ることができるなんて羨ましいと思ったのと同時に、外大生以外の大学生も、最近本を読み始めた人も、もっと本を読みたい人も、不特定多数の読者にこの本の良さが伝わればいいなと思った。『語りかける花』『コルシア書店の仲間たち』『ラテンアメリカ怪談集』は早速読みたい。2021/06/02
gecko
11
神戸市外国語大学の教員による、新入生への「おすすめの本」をまとめた一冊。人文系の分野が多く、自分自身の関心と重なっていて、読んでみたい本がたくさん見つかった。亀井俊介『サーカスが来た!:アメリカ大衆文化覚書』、高橋康也『道化の文学:ルネサンスの栄光』、小浜正子ほか編『中国ジェンダー史研究入門』などが気になったので、少しずつ読みたい。また、「できるだけ多くの作品を読んでほしい作家、または著者」という項目も参考になり、須賀敦子やスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの著作を読み進めたいと思った。2020年発行。2021/10/28