内容説明
神戸新聞明石版の連載を単行本化。築城400年、明石城の謎を追う。
目次
1章 殿様の真意―なぜ天守は建てられなかったのか(謎解き―有事に備え英知を結集;戦の備え―鉄砲の“標的化”避ける? ほか)
2章 守りて、在り―櫓を救った士族の軌跡(騒然―廃城令で解体の危機 薩摩の二の舞避けねば;評定―怒れる士族、城下に集う 藩外からも500人詰めかけ ほか)
3章 消えた襖絵を追う(競売―悠久の時超え 現存に驚き;絵師―出自、経歴すべてが謎 ほか)
4章 武蔵が造ったまち―剣豪からの転換点(兵法家らしい「町割り」の痕跡;細部にこだわり、庭園も設計 ほか)
5章 いにしえの息吹―古地図にみる城と町(公儀の城―土木工事7カ月で完了 戦闘意識し南、西に高石垣;黄金御殿―全焼した豪華な本丸 幕府に提出の精密図 ほか)