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目次
第1部 少子高齢化と自助努力―財政面からみた社会保障の問題点(21世紀最重要課題の一つ;日本の少子高齢化―30年後には65歳以上が1/3に;財政面からみた社会保障の問題点―後世代の負担増;財政面における問題点への対応―応分の自己負担とセーフティネット;高齢者自身が考える自助努力―頼りになるリバース・モーゲージ)
第2部 リバース・モーゲージの仕組みと役割―高齢社会の3K(健康・介護・金)を自助努力でクリアー(リバース・モーゲージとは―老後の生活保障の切り札;日本のリバース・モーゲージの現状―地方自治体、銀行とも消極的;制度利用の問題点と対策―リスクと公共性)
補論
著者等紹介
中谷庄一[ナカタニショウイチ]
高齢者問題研究家。1935年9月9日生まれ、大阪府出身。1958年3月甲南大学経済学部卒業。1988年6月(株)大和銀行定年退職。1995年9月大和ファクターリース(株)退職。2001年3月立命館大学大学院博士前期課程修了。2002年3月大阪大学大学院人間科学研究科単位取得。2002年4月関西大学大学院法学研究科単位取得(NPO法人NALC会員)。2000年10月より大阪府立茨木高校特別講師、大阪大・立命館大・甲南大などの特別講師、その他講演会特別講師として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mazda
62
「また、高齢者は資産持ちと言えます。65歳以上の持ち家率は88.9%、平均預貯金は2283万円という数字が出ています」とあるように、あくまで平均とは言え、高齢者は資産を持っています。自助努力をやった上でできない部分を負担するのはいいのですが、端から負担ありきはいかがなものかと思います。自助努力としてのリバースモーゲージですが、対象物件の下限値が高すぎて使えないことが問題になっているようです。多くの自治体で5000万円以上となっているようですが、さすがにこの額の家を持っている人は少ないのではないでしょうか?2024/07/17
mazda
19
持ち家を担保に年金としてお金を借り入れるリバースモーゲージですが、日本で定着するにはハードルが高いような気もします。土地価格下落のリスク、中古を好まない国民性、制度理解の難易度、先祖代々土地を売りたくない心理など、懸案が多々あります。現状は若い人ほど持ち家を持っていないので、持ち家率の高い現在の老人の方々が一巡したら、制度として需要は低いかも知れません。2017/11/20