内容説明
ネットで話題のキャラ、まさかの小説化。
著者等紹介
森田季節[モリタキセツ]
1984年生まれ。神戸市垂水区出身。2008年、『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』(MF文庫J)でデビュー。以後、ライトノベルや神戸市を舞台にしたハードカバー、『ともだち同盟』(角川書店)など、さまざまな媒体で小説を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マギカ鍋
3
いまいち萌えない娘の創作短編集。萌え意図を秘めるも画的に微妙で、それ以前に意味不明視線のいまいちちゃんは萌えさせてはいけない前世の因縁を秘める挑戦的キャラ、青すぎるけど。(笑)ライダーもプリキュアも好きだけど日曜の朝に起きるのは苦手だし思わず地雷も踏むけど人生一勝二敗でもありのままの自分がいいと泣いてしまった時でも淡路の玉ねぎのせいにして頑張る娘。努力が実を結ぶとは限らないけど見た目や結果がいまいちでも人はその努力に魅力を感じてくれるはず。市井の人々の懸命な姿を体現するようないまいちちゃんを私は応援する。2012/12/18
のろろ
3
挿絵のいまいちちゃんがとても可愛くて、萌える…!(萌えたっていいじゃないか!)短編集で、どれもほのぼのとした話。方言が良い感じで持ち味を出している。「いまいち萌えない娘」は『萌えキャラとは何か』という哲学的命題(?)を背負って誕生したキャラだが、その問い掛けを掘り下げて書かれていた点が面白かった。一方で、いまいち萌えない娘は兵庫県のローカルキャラの役割を担っており、作中にもローカルネタが多く登場する。兵庫県民としては楽しめた。県外の人にどう興味を持ってもらうかが今後の課題であると感じた。まだまだこれから!2012/10/08
CALMWIND
3
「右のキャラクターがいまいちいけてない(萌えていない)理由を3つ挙げなさい」と言われた時点では、確かに萌えない娘だったはずだけど。いつの間にかTwitterでフォローするわ同人誌買うわイラスト投稿するわで、とうとう小説まで買うほどハマってしまったのは不思議という他ない。新聞社が作ったとは思えない「公式が病気」なキャラ、まだまだ進化しそうだ。がんばれ、いまもえちゃん!2012/10/01
kanapi
2
いまいち萌えない娘は基本めちゃめちゃ萌えてしまうのですよ、でもナゼカいまいちなんで惜しい。どうしたら萌えるの、というよりも、いまいち萌えないってどういうものなの?という疑問への解答のひとつが小説で分かった。それはアイドルを応援する気持ちなんやね。成長するアイドル、ホールを満員にして卒業するアイドルなんやね。で、いまいちは継承する!次の世代の新いまいちちゃんに!という続編が読みたいです。2012/11/05
あかふく
1
全て設定にしてしまえば許されるという事態への批評性。「萌える」が「萌える」ことと直接繋がっているわけではなく、「萌えない」「萌え」すらも可能なのではないか?2014/07/17
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