内容説明
者、物、もののあわれ、もののけ、モノたちの物語。版画と味わい深い手書きの文章でつづる画文集。手刷りオリジナル版画つき。
目次
コトとモノ
当たりはずれ
帽子・制帽
パッチ
コルセット
日よけ
長いもの
サトウキビ
雨がっぱ
サイレン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わらわら
8
岩田健三郎さん、姫路在住の版画家です。神戸新聞に連載していたと(ずっと神戸新聞なので記憶に)友達から借りています。版画も味があるが字も味がある。文章も味がある。どの題目も「うんうん」と頷ける。ちょっと年上だけど(この本は60歳の時の作品らしい)感覚似ているかなあ(芸術の才能ないけど私)「菊花酒を飲んでいて、めでるという言葉を思い出しました。…いとおしむ、大切にする。このことを忘れかけている…」版画はタンポで燗をしている。「ぬる燗」40度「上燗」45度燗をして「いとおしむ」を思い出しながら飲んでみたくなった2020/07/06