内容説明
一輪の花の蕾からやがて咲き散ってしまうまでの姿、表情を見ていると、著者の心の中に、音楽、詩、延いてはドラマまでもが湧いてきます。そして言葉を花になぞらえたり、連想ゲームのように花から色々な事を感じ、想い、膨らませたりして遊んでいます。パン粘土(ファリネッタ)という素材に出合い、そんな私の花の世界を作れたら…との思いから、著者はパンフラワーを作りはじめ、“エミール・デ・ミガホン”という独自のスタイルを持つパンフラワーグループを育ててきました。花を見て受けるイメージは勿論、心に響くものも人それぞれに違うでしょう。本書ではエミールのメンバーがそれぞれの思いで花を謳いあげました。
目次
花開かせ、解き放ち、すべてを目覚めさせよう。春は、命が躍動する季節。(ばら、藤)
そよ風吹くような、輝ける時間に、あの頃へと想いを馳す。夏は、古き良き想い出に触れる季節。(ばら、すいかずら、ブラックベリー)
芳醇で、甘く、ときにはドライに。秋は、果実を結び、人生には実りを与える季節。(ばら、ぶどう)
木枯らしは希望の調和を奏でる(吹く)。冬は(春への)序曲に夢見る季節。(ばら、ヘクソカズラの実、ばらの実)
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