内容説明
見慣れたいつもの風景でも、足を止めてよく見てみれば、そこには“自然の不思議”があります。夏の満月が赤っぽいのはなぜ?サナギのどこが開いてチョウが羽化するのか?クワガタムシがいるのはどんな木?街路樹の葉っぱのこぶの正体は?そんな、ふだんのくらしのなかで出会える虫や草花、鳥、小動物の“不思議”をともに考え、解き明かす自然エッセイ&イラスト集。中学生~一般向き。
目次
春の章(啓蟄―あちこちに春の訪れ;メジロ―どうしてこんなに軽く、やわらかく、頼りないのだろう ほか)
夏の章(月食―赤い月は夕日と同じ原理;ヤマモモ―甘いヤマモモは思い出の味 ほか)
秋の章(ヤマイモ掘り―地中では根っこが勢力争い;ミツバアケビ―弥生人も食べたかもしれないアケビ ほか)
冬の章(コバンソウ―埋め立て地の帰化植物;セイヨウタンポポ―人工的な環境で強いセイヨウタンポポ ほか)