許浚〈下〉心医の域に達する

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784342625824
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

倭乱(秀吉の朝鮮侵攻)。飢えに泣き、病に苦しむ民衆…。激しく揺れる時代の坩堝の中で、内医院入りした許浚は恵民に徹する。完結の「補章」を付し、朝鮮の漢方医学を集大成した『東医宝鑑』誕生のドラマ。視聴率60%!!韓国で話題沸騰の大河ドラマがついに完結。

著者等紹介

李恩成[イオンソン]
1937年東京生まれの在日韓国・朝鮮人2世。45年解放とともに帰国、韓国でシナリオライターとなる。67年『東亜日報』新春文芸シナリオ部門に「錆びた線」当選。69年アジア映画祭最優秀脚本賞、73年韓国芸術祭脚本賞(KBS放映作品)、75年韓国演劇映画TV芸術賞最優秀TV脚本賞(KBS放映作品)を受賞。朝鮮王朝中期の名医、許浚を描いたシナリオ「執念」が76年MBCで放映され大ヒットし、韓国演劇映画TV芸術賞最優秀シナリオ賞を受賞。本書のもとになる「小説東医宝鑑」を雑誌に連載中、88年に心臓病で急逝。89年「二つの太陽」が百想芸術大賞特別賞を受賞

朴菖煕[パクチャンヒ]
1932年日本統治下の朝鮮・密陽生まれ。慶北中をおえて51年渡日。一橋大学経済学部で学び、同大学院で社会学博士号取得。東京都立大学大学院で歴史学専攻。68年韓国に帰国し、梨花女子大学校法政大学、韓国外国語大学校人文大学で20余年間、経済史、思想史、韓日関係史などを講義。大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員。『許浚』の翻訳中、95年に国家保安法に問われ3年半の刑に服役。2年11か月後に赦免・復権。市民運動にたずさわり、強制連行、戦後処理問題などにかかわる
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感想・レビュー

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丘の十人

1
ハンセン氏病関連で読み始めたもの。1613年、李氏朝鮮の時代に刊行された医書「東医宝鑑」の作者、許浚の生涯を描いた小説。ドラマの脚本をベースにした物語でドラマチックな展開もあり面白い。どこまで事実に基づいているのかは今のところよくわからない。「東医宝鑑」はその後、中国、日本(江戸時代)でも流布されたとのこと、(漢文は長く東アジアの公用語だったせいか)、どの国にも偉大な人がいるものだ。400年前の医学書がアマゾンでも売られ立国会図書館のデジタルコレクションでも見られることにも驚いた。2019/04/28

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