目次
1 指揮官に求められる自己管理法―リーダーの「情」とは、自分を無にすること(「頼まれたら引き受けろ」、人間頼られるうちが華;リーダーは自分でなるものでなく、人が押し上げてくれるもの ほか)
2 補佐役の育て方・生かし方―コーチを中間管理職として立てよ(コーチは“ほめ育て”するのではなく、“捨て育て”する;コーチには“案”ではなく“結論”を持ってこさせよ ほか)
3 部下の力を引き出す人材育成法―若い人には、厳しさこそが最大の「情」(若者には、まず「挨拶」から教えろ;グラブとバットを見れば選手の本質がわかる ほか)
4 強い組織をつくる用兵術―勝つためには「非情」という「情」が必要(チームワークを教える三つのポイント;一番実力のある選手を叱ることで、周囲に喝を入れる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわっち
15
野球人のユーチューバーでよく藤田監督の名前が出るので本を探して手に取った。たくさんの方が名将でいるが、日本一になっても選手を気持ちよく勝たせたのは少ないと思った。ほかの監督は勝つことに執着があるが気持ちよく選手が動いてかとは別物に感じた。本を読んで感じたのは、今の瞬間を一生懸命生きることの大切さ。最近分業制になり選手寿命を長くする方向だが、その瞬間を一生懸命すごした選手は選手生命が短くても次に生かす道が生かされる道があるように感じる本だった。選手に笑顔を与えてた監督にに思えた。2023/02/04
黒頭巾ちゃん
7
「藤田元司の情、リーダー学」 ▼学ぶとは器を空ける。過去に学んだことを捨てる▼叱った次の日には笑顔で話しかける▼平均70点よりもむしろ大きな欠点はあるけど ずば抜けた 長所を持ってる人の方が大きな仕事をする▼大事なことは何度でも言う▼補佐役はほおっておいて育てる▼当たり前のこと当たり前にやれば当たり前のことが当たり前にできる▼叱るときはお前ほどのやつがと入れる▼約束を守らせる▼一番実力のある人を叱ることで周りにカツを入れる▼優秀なリーダーには非情さが必要▼2023/05/14
lonely_jean
0
人に気を遣いすぎる、を自身の短所として述べているが、ただの自称ではなさそうだ。そのような気質でよく監督を何年も務められたものだ。勝ち負け以外にも、胃の痛むことが山ほどあっただろう。どんな人が真に監督に向いているのか、改めて考えさせられる。選手には楽しく伸びやかにプレーしてほしい。2020/10/15
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