文禄・慶長の役の戦跡 倭城

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  • サイズ B40判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784341018962
  • NDC分類 210.49
  • Cコード C0225

内容説明

小西行長、加藤清正…秀吉麾下の武将たちの侵略と“倭城”と呼ばれる城塞跡を追う。城郭撮影の第一人者が、秀吉の朝鮮出兵の野望を顧みる。

目次

第1章 秀吉の野望、文禄・慶長の役(「仮道入明」秀吉狂気の沙汰の出陣構想;文禄の役勃発、1952年4月12日第1軍対馬から釜山へ;竜頭山公園に建つ、朝鮮水軍の李舜臣将軍像;漢城占領を目指し、北上を続けた日本軍の進路3コース ほか)
第2章 日本型城塞「倭城」を巡る(半島沿岸部の仕置きの城で、在番を続けた諸大名;居城であり出城であった文禄の役の、戦略の拠点“倭城”;朝鮮軍軍事拠点への侵入路となった三千浦と角山堡;三方を海に囲まれた船津里城の決戦 ほか)

著者等紹介

斉藤政秋[サイトウマサアキ]
1931年、東京生まれ。1954年、日本大学芸術学部映画学科卒業。1958年、写真スタジオ勤務を経て、フリーカメラマンになる。以来、出版関係を中心に歴史・文化の分野で活躍する。特に日本の城郭撮影では日本の第一人者と知られている。日本写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ハンギ

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秀吉の朝鮮侵略の際に作られた倭城という日本側の前線基地について、写真家の方がリポートしたもの。文禄慶長の役はあまり向こうではよく思われてないらしいが、手つかずのまま残されていたりする。だいたい日本国内の城跡は江戸時代に修復を受けており、そのままの姿で残っているのは少ないと思う。朝鮮半島の倭城を調べることで、戦国時代の日本の城郭の仕組みが分かりそうで、面白そうだ。この本はけっこう誤植もあったりでもうちょっとまとまっているものを見たいかなと思った。戦乱は悲しいと思う半面、双方において伝説も作ったらしい。2012/04/04

Hisashi Tokunaga

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飯嶋氏の長編「星夜航行(上)(下)」に触発されて本書を読んだ。城や文禄慶長の役に通暁した作者が、本書の最後に「・・・・儒教の国に侵入し、朝鮮半島全土に無益な戦火を拡大し、人民や財産に被害を与えた日本の武士階級層は、現代の世界各地に巨大な軍隊を派遣し、自由と平和を掲げ、非戦闘員の多くや一般市民に被害を与えている指導者と、何故か重なって見えてくる・・・」述べる。通説的な理解だろう。本書は作者が現地を探訪し、現地の人と倭城のことをさりげなく日常会話で語り合い、この無益さの傷が垣間見えるところに意義がある。2018/10/12

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