内容説明
「とんだことをしてくれたな。土壇場でけりがついたが、これからは海千山千の如才ない二枚舌をうのみにするなよ」と言われても、何のことやらちんぷんかんぷんで立ち往生…。最近の若い人は日本語をよく知らないと、年配の人たちは嘆くが、そういう当人たちも、どこまできちんとわかっているかといえば、これまた相当あやしいところがありそうだ。このあたりで、老いも若きも、日ごろよく使われる日本語の見直しを。といってもかた苦しい“お勉強”ではなく、思わず人に話したくなるような由来、逸話、珍説を楽しむうちに、知らず知らずに日本語常識がつくのが、この本だ。
目次
1章 新入社員でも知らないと恥をかく日本語常識―「段取り」がわかっていないと、仕事でつまずくのも当然
2章 仕事・人間関係がスムーズにいく日本語の知識―「駆け出し」は、いつの時代も新人の宿命
3章 ここまで知っていたら、あなたも日本語通―「おちゃのこさいさい」と、仕事をうまくいかせるには
4章 人に話したくなる、日常語の意外な意味―「大丈夫」なんて、気軽に言って大丈夫?
5章 知っているようで知らない外来語の面白知識―「バスト」は、ほんとうに色っぽいものか