内容説明
時空をこえて存在する情愛の原形「レリーフ」。失意の人々の感性に寄り添う鎮魂と再生の「津波忌」。孤島の岸辺からメガロポリスの水底を浮遊する海月の「漂流期」。フロートする時代の精神と現代の辺境を穿つ、麻生直子のボイスレコーダー。
目次
1 レリーフ(発掘;ボックピープル;足形のレリーフ ほか)
2 津波忌(海辺のレコード;朝の丘;海峡の駅・津波の ほか)
3 漂流期(漂流記;夜の砕氷船;ふるえる水尾 ほか)
著者等紹介
麻生直子[アソウナオコ]
1941年12月16日北海道奥尻島に生まれる。1960年より東京在住。月刊「詩と思想」、日本現代詩人会編『資料・現代の詩2001』編集委員、北海道新聞「朝の食卓」コラム同人、「H氏賞」「現代詩人賞」選考委員などを歴任。所属/日本現代詩人会、日本文藝家協会、北海道外野の会、潮流詩派の会、文芸・江さし草会会員。詩誌「´etude」発行。NHK学園講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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