出版社内容情報
アメリカ映画がいちばん幸せだったハリウッド黄金期を生きぬいた女優が、その自由奔放な人生をふりかえる。詳細な年譜・訳註付き
内容説明
進歩的な両親のもとでのびのびと育ち、飛込みや木登りが得意な女の子が、やがて演技にめざめ、舞台女優としてデビュー。そしてハリウッドへ。アメリカ映画がいちばんしあわせな時代だった。生涯一度の結婚、キューカー監督との出会い、ハワード・ヒューズとの恋、主演映画の裏話など、女優キャサリン・ヘプバーンは回想する。
目次
両親のこと
ハートフォード
フェンウィック
ブリン・マー
ラディ
駆出し時代
『戦士の夫』
初めてのハリウッド
初期の出演映画
ニューヨークへもどる〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolmonster
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この自伝は、一応、時系列に則って始まるのだが、途中から、特に付き合った男性や、親しかった人物、監督、俳優とのエピソードについては、話があっちに行ったり、こっちに行ったりする。思い出すがままに書いている印象。キャサリン・ヘプバーンのユーモアに溢れた辛口の文章を、芝山幹郎氏がうまく翻訳し、彼女に親しみを持てる事は、この本を読む上で重要なポイントかも知れない。2014/05/23
STARGAZER
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キャサリン・ヘプバーンの自由奔放な生き方を描いた自伝だが、舞台役者から映画俳優になるあたりの苦労、映画デビューしてからも「興業面で客を呼べないスター」と呼ばれているとは知らなかった。 自身が語る「私の出演映画」のページも面白かったが、様々な人との関わりが随分と赤裸々に綴られているのに驚いた。2017/01/04