ウィリアム・モリス―英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡

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  • サイズ B5判/ページ数 157p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784340027200
  • NDC分類 757.023
  • Cコード C0071

内容説明

“いちご泥棒”や“兄弟うさぎ”はどこから生まれたのだろう。実際のモリス作品の色を忠実に再現した図版とともにモリスゆかりの地とその歴史を眺め、モリスデザインの軌跡を探る一冊。

目次

第1章 若きモリスが出会ったデザインの源泉―少年期から青年期“1834‐1859”
第2章 田園風景とメトロポリス―レッド・ハウスからクイーン・スクエアへ“1859‐1871”
第3章 モリスの理想の住まい―ケルムスコット・マナー“1871‐1896”
第4章 染めと織りに魅せられて―ケルムスコット・ハウスとマートン・アビー“1878‐1896”
第5章 書物をめぐる冒険―ケルムスコット・プレス“1891‐1896”
第6章 アーツ・アンド・クラフツ運動とモリスの仲間たち

著者等紹介

藤田治彦[フジタハルヒコ]
大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりこ

13
図書館より☆彡2018/02/03

荒野の狼

9
2017年から日本各地で開催されている展覧会「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」展は、2021年6-8月は奈良県立美術館で開催された。公式図録は既に売り切れており、販売されていなかったが、本書は、「モリス展」の図録としての役割を担っているとしているp5。奈良美術館員は本書の存在すら知らず、図録は売りきれたとコメントしていたが、今後の巡回展の担当美術館員には情報の周知と美術館での本書の販売をお願いしたいところ。2021/08/28

miaou_u

8
ウィリアム・モリスのデザインを目にしたことがない人など、殆どいないであろう。英国の美しい田園風景の中で、のびのびと感性が磨かれたウィリアム・モリス少年を羨ましく思う。エドワード・バーン=ジョーンズ、彼とオックスフォードで出会わなければそのまま聖職者になっていたかもしれないし、商会の仲間、男女の三角関係、、奇跡のような出会いや別れと、飽くなき探究心の連続で彼の偉業は広がり、産業革命から今日に続く芸術労働者の基盤が生まれたこと。年代を追って彼の仕事と人生を探る、たいへん美しい図録。2018/07/17

つばな

2
奈良県美のモリス展に行く予習に読んだ~! 柳宗悦からの偏った知識しかなかったので、ある程度平準化できたと思う。図版も写真も非常に美しくよい書だと思う。2021/07/04

ぼや

2
モリスのデザインのもとになってるイギリスの風景がどれも素敵。そもそも自然が豊かな場所で生まれ育って、その場所を愛してたからこそのデザインというのがよく分かった。美術館に飾られるものだけが芸術ではなく、壁紙とかタペストリーとか住む場所を彩るものにこだわるというのは、生きることを肯定することにも繋がる気がする。愛着を持つことが死を防ぐというか。何でも最初から作らないと気がすまない人だったみたいだし、だからこそ周りに与える影響も大きかったのだろう。奥さんと師匠?との三角関係が謎だった。どんな感じだったんだろう?2021/03/07

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