内容説明
本書においては、種々の形状記憶材料についてそれぞれの機能特性を紹介し、機能特性の発現条件とその評価法、機能特性の有効な利用方法、機能特性の使用限界、形状記憶素子の設計法および機能特性とその応用例を述べる。さらに、形状記憶複合材料および今後の課題について紹介する。このように各種の形状記憶材料について、その機能特性と応用を詳しく説明している点は他書に見られない本書の特色である。
目次
１ 形状記憶材料
２ 形状記憶合金の機能特性
３ 形状記憶合金の繰返し特性と疲労
４ 形状記憶合金の熱・力学とモデリング
５ 形状記憶合金の応用
６ 形状記憶ポリマー
７ 力学的機能セラミックス
８ 超磁歪金属
９ 形状記憶複合材料
著者等紹介
戸伏寿昭［トブシヒサアキ］
１９６９年九州工業大学工学部機械工学科卒業。１９７４年名古屋大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学（機械工学専攻）。１９７５年愛知工業大学講師。１９７６年工学博士。１９７９年愛知工業大学助教授。１９９１年愛知工業大学教授、現在に至る
田中喜久昭［タナカキクアキ］
１９６９年京都大学工学部機械工学科卒業。１９７１年京都大学大学院工学研究科修士課程修了（機械工学専攻）。１９７４年京都大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学（機械工学専攻）。１９７４年大阪府立大学助手。１９７５年工学博士。１９８６年大阪府立大学助教授。１９８７年東京都立科学技術大学助教授。１９９０年東京都立科学技術大学教授。２００２年東京都立科学技術大学名誉教授
堀川宏［ホリカワヒロシ］
１９８４年筑波大学第３学群基礎工学類卒業。１９８４年古河電気工業（株）勤務。１９９３年（株）古河テクノマテリアルへ出向、現在に至る
松本実［マツモトミノル］
１９６３年東北大学理学部物理学科卒業。１９６５年東北大学大学院理学研究科修士課程修了（物理学専攻）。１９６８年東北大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学（物理学専攻）。１９６８年東北大学助手。１９７１年理学博士。１９８３年東北大学講師。２００２年東北学院大学非常勤講師。２００４年東北大学非常勤職員、現在に至る
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