内容説明
鉄鋼製造には、化学反応や固相・液相の相変化を伴う高温の溶けた銑鉄や鋼を扱うプロセスから、鋼板・鋼管・条鋼・形鋼など多岐にわたる形状の鉄鋼製品を形づくる塑性加工プロセスまでさまざまな工程がある。このすべてのプロセスを網羅するのは、紙面の制約上困難である。本書では、最も生産量の多い薄鋼板に絞って、各章ごとに製銑・製鋼・熱間圧延・冷間圧延・表面処理の各製造プロセスの制御について記述する。
目次
１ 鉄鋼製造プロセスと制御
２ 製銑プロセスにおける制御
３ 製鋼プロセスにおける制御
４ ホットストリップミルにおける制御
５ コールドストリップミルにおける制御
６ 連続焼鈍・表面処理プロセスにおける制御
著者等紹介
高橋亮一［タカハシリョウイチ］
１９７０年大阪大学基礎工学部制御工学科卒業。１９７２年大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了（物理系専攻）。１９７２年住友金属工業株式会社勤務。１９８９年工学博士。２００２年大阪大学特任教授、現在に至る
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感想・レビュー
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Iron Patriot
1
かなり古い書籍だが、鉄鋼の製造工程については基本的に現在と変わっていないことに驚いた。組立系の生産技術では、すでに他国に追い抜かれている日本であるが、プロセス生産には、日本の高い技術力が現れているのかもしれない。2018/02/11
