出版社内容情報
【読者対象】
本書は,これからPythonを体系的に学びたい初学者から,データサイエンスやAIといった応用分野でPythonを実用的に使いたい読者までを主な対象としています。また,入門者だけでなく,他言語の経験者にとっても,Pythonの文法や考え方が理解しやすいように文法事項の説明順序を工夫しました。学校の授業や研修での利用も想定し,教員や講師が講義用テキストとして使いやすいような構成としています。
【書籍の特徴】
Pythonは簡潔に書けて強力なライブラリが利用できる一方で,「なぜこう動くのか」が見えにくく,初学者には戸惑いを招くことがあります。本書では,この書きやすさと動作の複雑さのギャップを埋めるため,プログラムの文面と実際の挙動を対応づけながら説明し,「とりあえず動いた」から一歩進んで納得しながら学習できるように構成しました。各トピックは文法や機能の説明・プログラム例・例題というパターンで基本的に統一されており,講義でも独習でも,説明を読む・プログラムを実行して試す・例題を解いて確認する,という流れが自然に繰り返せます。また,内容が文法事項ごとに整理されているので,ひと通り学んだ後に必要な項目を事典のように引き直すこともできます。
【各章について】
1章では,Pythonを学習するための実行環境の整え方を説明します。
2章では,入門として,簡単なプログラムとその実行例を示します。
3章と4章では,プログラムの基本要素である「式」の書き方と,行われる計算について説明します。
5章と6章では,プログラム実行の単位である,さまざまな「文」の役割と使い方を説明します。
7章では,プログラムの部品となる「関数」の作り方を説明します。
8章と9章では,Pythonが提供する便利な「組み込み型」の使い方を説明します。
10章では,エラー処理に使う少し高度な機能である「例外処理」について説明します。
11章では,オブジェクト指向で重要な「クラス」の定義の仕方と使い方を説明します。
12章と13章では,プログラムが外部とデータをやり取りするための「ファイル入出力」機能を説明します。
【著者からのメッセージ】
Pythonは多くの分野で標準的に用いられる一方,「動くけれど仕組みがよくわからない」という不安を抱えたまま使われることも少なくありません。本書では,Pythonの文法の奥にある仕組みや考え方にも適宜触れることで,「自分が書いたプログラムがなぜこう動くのか」を読者がその都度確認でき,安心して自分が作りたいプログラムを作れるようになってもらうことを目指しました。本書を使った学習で得られた基礎が,読者が将来,Pythonを用いたさらに高度なプログラミングにも,またほかのオブジェクト指向言語を用いる場合にも役に立つことを願っています。
【キーワード】
オブジェクト指向,データサイエンス,AI,人工知能,機械学習,JupyterLab
【目次】
☆発行前情報のため,一部変更となる場合がございます
1. 準備
1.1 必要な実行環境
1.1.1 Python処理系のインストール
1.1.2 JupyterLabのインストール
1.1.3 JupyterLabの起動
1.2 JupyterLabの基本的な使い方
1.2.1 インタフェースの構成要素
1.2.2 ノートを使う
1.2.3 JupyterLabを終了する
1.3 ほかのタイプの実行環境
1.3.1 タイプ1:ターミナルで実行
1.3.2 タイプ3:クラウドサービスを使う
1.4 公式ドキュメント
2. 使ってみよう
2.1 画面に出力する
コーヒーブレイク:エラー
2.2 計算する
2.3 キーボードから入力する
2.4 変数と代入の仕組み
コーヒーブレイク:Pythonのバージョン
章末問題
3. 式と演算
3.1 値と型
3.2 型の変換
3.3 基本的な演算
3.3.1 算術演算
コーヒーブレイク:ゼロ除算エラー
3.3.2 べき乗
3.3.3 演算子の種類
3.4 算術変換
3.5 演算子の優先順位と結合性
コーヒーブレイク:優先順位と結合性の一覧表
3.6 式の評価
3.6.1 式は構造に従って評価される
3.6.2 左から順のルール
コーヒーブレイク:プログラムのスタイル
章末問題
4. 式の基本要素
4.1 変数
4.1.1 名前
4.1.2 変数と定数
4.1.3 使わないほうがいい名前
4.2 定数
4.2.1 整数リテラル
4.2.2 浮動小数点数リテラル
4.2.3 文字列リテラル
4.2.4 エスケープシーケンス
4.2.5 長い文字列リテラル
4.2.6 f文字列
4.2.7 組み込み定数
4.3 関数呼び出し
4.3.1 引数と戻り値・呼び出し式の評価
4.3.2 引数には任意の式が書ける
4.3.3 戻り値が不要な関数はNoneを返す
章末問題
5. プログラムの実行(1)単純文・条件分岐
5.1 文の種類
5.2 コメント
5.3 基本的な単純文
5.3.1 代入文とdel文
5.3.2 式文
5.4 インポート
5.4.1 組み込みの機能と標準ライブラリ
5.4.2 import文
5.4.3 mathモジュール
5.4.4 randomモジュール
5.4.5 from~import~
目次
1 準備
2 使ってみよう
3 式と演算
4 式の基本要素
5 プログラムの実行(1)単純文・条件分岐
6 プログラムの実行(2)繰り返し
7 関数を作る
8 基本的な組み込み型(1)数値型・文字列型・リスト型
9 基本的な組み込み型(2)タプル型・辞書型・集合型
10 例外処理
11 クラス
12 ファイル処理(1)テキストファイル
13 ファイル処理(2)CSVファイル・JSONファイル
著者等紹介
冨永和人[トミナガカズト]
1989年 東京工業大学工学部情報工学科卒業。2012年 和情報網設立(代表)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



