目次
1 はじめに(技術背景―MIMO技術による伝送速度の高速化;MU‐MIMOの概念とその課題 ほか)
2 マルチユーザMIMO導入のための基礎(SISOにおける信号および伝搬モデル;MIMOにおける信号および伝搬モデル ほか)
3 マルチユーザMIMO技術(多元接続;MU‐MIMOにおける課題 ほか)
4 マルチユーザMIMOの測定結果例と今後の展望(屋内端末静止環境における伝送特性評価結果;屋内実環境におけるリアルタイム伝送特性評価結果 ほか)
付録(記号リスト;線形代数の基礎 ほか)
著者等紹介
西森健太郎[ニシモリケンタロウ]
1994年名古屋工業大学工学部電気情報工学科卒業。1996年名古屋工業大学大学院工学研究科博士前期課程修了(電気情報工学専攻)、日本電信電話株式会社入社。2003年博士(工学)(名古屋工業大学)。2006年デンマークオールボー大学客員研究員。2009年新潟大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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酒井 敦
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この本は、マルチユーザ(MU)-MIMOの基礎と謳っている。ざっくりとMIMOの基礎をさらってから、MU-MIMOでの演算(線形演算及び非線形演算)の紹介をしている。そのあと、MU-MIMOでの伝搬チャンネル(通信路)行列の推定手法ZF、MMSE等でのチャンネル(通信路)容量の比較をしている。2行2列の行列から2ユーザ2送信、4受信での4x4行列までで通信路容量算出までを丁寧に説明している。本を読む順番としては、(MIMO単体を説明した)MIMOシステム技術の次といった感じか?2023/02/15