内容説明
本書は太陽電池ならびに太陽光発電システムをめぐる世界の最新技術を解説したものである。ここ10年の急速な技術の進歩によって、この分野もしだいに細分化されてきている。この観点から、各章ならびに各節の執筆者として、現在わが国でのトップエキスパートを選び、先端技術の現状を紹介した。その内容は、21世紀に大きく成長しようとする新産業をめざした業界のトップマネージャー、太陽電池セルの製造からシステム開発に至る各分野の現場技術者、研究開発分野の科学技術者、大学研究者および大学院生などに焦点を絞って執筆されたものである。
目次
総論
太陽電池の原理とデバイス物性
単結晶シリコン太陽電池と太陽電池モジュール
多結晶シリコン太陽電池
アモルファスおよび微結晶シリコン薄膜太陽電池
CISおよびCIGS系太陽電池
3‐5族太陽電池
色素増感太陽電池
民生応用
住宅用太陽光発電システム
ビル用太陽光発電モジュールとそのシステム
宇宙太陽光発電
太陽光発電の将来展望
著者等紹介
浜川圭弘[ハマカワヨシヒロ]
1958年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。1958年大阪大学助手。1962年大阪大学講師。1964年工学博士。1964年大阪大学助教授。1965年~67年米国イリノイ大学客員助教授。1976年大阪大学教授。1992年大阪大学極限物質研究センターセンター長(併任)。1996年大阪大学名誉教授。1996年立命館大学教授。1998年学校法人立命館副総長、立命館大学副学長。2003年学校法人立命館総長顧問、現在に至る。川西市在住
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